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シャドーイング練習で英語力が飛躍的にアップ!コーチングスクールでも採用されている正しいシャドーイングの方法とは?

02/14/2018


英語を勉強している人なら、誰もが一度は聞いたことがあるシャドーイング。

シャドーイングとは英語学習法のうちの一つで、聞こえてきた音声の後を追うようにして発声する練習方法のことです。

音源を影(シャドー)のようについていくことから、シャドーイングと呼ばれています。

シャドーイングは英語が話せるようになる・聞けるようになる学習方法として長い間英語学習者の間で親しまれてきました。

ところが、ただやみくもに音源を真似していても高い効果は期待できません。

そこで、この記事では英語力が飛躍的にアップする正しいシャドーイングの方法を伝授します!

コーチングスクールでもシャドーイングは必須!

短期集中型学習で飛躍的に英語力を伸ばす、最近はやりの英語コーチングスクールでもシャドーイングは効果の高い必須のトレーニングとなっています。

私が通ったPROGRIT(プログリット)を始め、ほとんどすべての英語コーチングスクールでは学習の一環としてシャドーイングが取り入れられています。

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私もコーチングスクールに通う前からシャドーイングという勉強方法があることは知っていましたが、どうやってやるのか?どんな効果があるのか?はよく知りませんでした。

コーチングスクールでは専属のコンサルタント・コーチの方が正しいシャドーイング方法を教えてくれるわけですが、やり方さえ身に付けてしまえばシャドーイング自体は独学が可能です。

そこで実際にコーチングスクールに通って学んだ正しいシャドーイングのやり方、そしてシャドーイングの効果についてまとめてみます。

2種類あるシャドーイング

シャドーイングには、「プロソディーシャドーイング」「コンテンツシャドーイング」と呼ばれる2種類のやり方があります。

べつに名前はどうでもいいんですが、両者の違いだけ簡単に押さえておきましょう!

プロソディーシャドーイングとは英語の音を意識した練習法

「プロソディーシャドーイング」とは別名「音声シャドーイング」とも呼ばれ、聞こえてきた音だけを真似するシャドーイングのやり方で、文章の意味は考える必要がありません。

シャードイングは音が聞こえたらすぐに反復する(1単語レベルと後追いするくらい)というペースで行います。

この練習は英語の発音・リズム・強弱・イントネーションを身につけるのが主な目的です。

ご存知のように英語には日本語にはない発音の特徴が沢山あります。

例えば連結(リンキング)と呼ばれる音の連結。

例文1

Look at it.

例文1の「Look at it.」というフレーズは「ルック/アット/イット」という3つの単語からなりますが、ネイティブはすべてつなげて発音するので、日本人には「ルッカイット」と、あたかも1語であるように聞こえます。

他にも

例文2

Not at all

「ノッタロー」と聞こえますし、

例文3

Wait a second.

「ウェイアセカンド」と聞こえます。

このように英文を発音する際にナチュラルに起こる音の変化を身につけるのが音声シャドーイングの目的です。

さらに英語は日本語に比べると文中の単語の強弱にかなり差があり、これを身につけると単語の発音自体は日本語訛りでも格段に英文として通じやすくなります。

音声シャドーイングでは英語の音の変化・リズムを身につけてリスニング力のアップ・スピーキング力のアップを図ります。

コンテンツシャドーイングは意味を意識した練習法

音声シャドーイングは音だけを真似していばよかったのに対し、「コンテンツシャドーイング」とは聞こえてくる英文の意味を考えながらするシャドーイングで、別名「意味シャドーイング」とも呼ばれています。

この学習は英語脳を鍛え、聞こえてきた英語の意味を頭から理解するための練習方法です。

シャドーイングする際は意味のかたまりごとに後追いする感じです。

例えば

例文4

I've been living in New York City for 6 years.

という英文が聞こえてきたら、

「I've been living(私は住み続けている)/ in New York City(ニューヨーク市に) /for 6 years(6年間)」という意味のかたまりに分け、この塊ごとにシャドーイングしていきます。

もちろん音が聞こえてきた瞬間に意味のかたまりを理解してシャドーイングしていくわけですから、これまで学校英語で習ってきたように後ろから訳してくやり方では通用しません。

ポイント

頭から聞こえてきた順に意味を理解する。

これはリスニング力を鍛え、話の内容を理解するために最も重要なトレーニングです。

同じ音源を何度も繰り返し練習するのが効果的

シャドーイングは新しい音源にどんどんチャレンジするより、同じ音源を何度も繰り返し練習するほうが効果的です。

例えばスクリプトを見ることなく最初に音声シャドーイングを行い、つまずかずにスラスラとシャドーイングできるようになるまで何度も音声シャドーイングを繰り返します。

一通りスムーズに発音できるようになったら今度はスクリプトを読んで意味を理解し、意味シャドーイングに移行するといった方法で学習していきます。

音声シャドーイング、意味シャドーイングも完ぺきになったら新しい音源に移行します。

ポイント

  1. 間違えずにスラスラいえるようになるまで音声シャドーイング
  2. スクリプトを読んで意味を理解し意味シャドーイング
  3. 音声シャドーイング、意味シャドーイングが完璧になったら新しい音源へ

シャドーイング練習の効果は絶大で、1か月も真面目に続ているとリスニング力が驚くほどアップしますし、英会話のレッスンでも覚えたフレーズが自然と口をついて出てくるようになります。

短期間で飛躍的に英語力が伸びる英語コーチングスクールでも積極的にシャドーイングを取り入れているのも納得です。
 

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TOEICは独学で800点を超えたけど、英会話が全くできなかった30代中堅サラリーマン。英語コーチングスクールに通って猛勉強したのを機に、さらに英語力に磨きをかけてキャリアアップのための転職を目論む。

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