秋は読書の季節ということで、ビジネス英会話の学習にお勧めの本を7冊ご紹介します。
今は電子書籍版も多いので便利になっていますが、お近くの書店で実際に手に取ってみて中身を確認し、それから電子書籍で注文するという方法がいいのではないでしょうか。
私は長らく「やっぱり本は紙で!」派でしたが、一度に何冊も持ち運べる便利さと、読みたいときにすぐに購入できるお手軽さから、もう紙には戻れなくなりました。
どこでも読める(目によくないかもしれないけど、暗がりでも読める)、拡大できるし、世の中便利になったものです。
ご紹介するのは全部電子書籍!と言いたいところですが、紙の本しかないものもあります。ご了承ください。
目次
初心者レベルの人にもおすすめ
ビジネス英会話の学習でまず最初にお勧めしたいのが、NHKのラジオ講座でもおなじみスティーブ・ソレイシィ氏の
「英会話ペラペラビジネス100-ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術(CD2枚付き、2160円)」
応用が利く基本的なフレーズが厳選されており、ビジネス英会話初心者から無理なく読んで実践に使えます。
ソレイシィ氏は、常々、小難しい言い回しなどを覚えるよりもよりシンプルで分かりやすい表現を覚えるべきだとおっしゃっています。
日本人が陥りがちな「すべて覚えなくてはならない」という語彙力地獄から目からうろこで救済してくれます。
残念ながら2002年の出版なので電子書籍化されていないようです。
がっつりレッスンできるおすすめ本
もうひとつソレイシィ氏のビジネス英会話本では
「英会話1000本ノック(ビジネス編)(MP3音源付き)2160円」もおすすめです。Kindle電子版もあります。
こちらのほうは、より能動的に使える本です。
MP3音源がついているのですが、質問‐ポーズ‐解答例となっていますので、ポーズのときに自分で答えてみましょう。
質問とポーズだけのバージョンも入っていますので、まずは、こちらのほうでトライし、解答例のほうテキストの文字と合わせて復習すると、より分かりやすいでしょう。
ビジネス英会話でクリックレスポンスができないと悩んでいる方にぜひともお勧めしたい一冊です。
英語学習なしでビジネス英会話!?なおすすめ本
切り口が斬新!でも納得なのが、これ。
「英語の勉強は後回し!“カタチ”から入るビジネス英会話 児玉教仁 著 1296円」(Kindle版あり)
著者の児玉氏は「英語が話せないのは、英語力がないからではなく 伝えるコツを知らないから」と言い切ります。
この本ではイングリッシュ・ブート・キャンプで述べ1000人を鍛えた著者が話せるようになる”カタチ“を伝授してくれます。
先述のソレイシィ氏もそうですが、とにかくがむしゃらに覚える、語彙力が足りないと単語ばかり勉強したところで使いこなせなければ話にならない、というのがこういった本の考え方です。
堅苦しくなく、ビジネスパーソンとして必要なコミュニケーションを身につけるという意味で、ぜひ手に取っていただきたいですね。
1日1パターンで気軽にビジネス英会話なおすすめ本
英語学習の王道ともいえるディビッド・セイン氏の本からは
「これだけ覚えれば安心!仕事に役立つ「1日1パターン」英会話 ディビッド・セイン 著 648円 (Kindle版あり)」
がおすすめです。
この本では厳選された55のフレーズを覚えて、そのフレーズを使いまわすことで表現力をアップします。
55個ですから、1日一個覚えれば2ヶ月で終ります。
中学英語でも十分ビジネスに役立つというコンセプトで、難しい表現を覚えるよりも、より汎用性の高いフレーズをインプットしましょうというもの。
これもこれまで紹介した本に共通していますね。
この本には、ビジネスマンがこれを英語で言いたい!というフレーズが満載です。
上級者の洗練された英語を目指すおすすめ本
さて、ここまではとにかく気軽に取り組もうというコンセプトでご紹介しましたが、当然ながら“ガチ”でビジネス英語に取り組みたい人もいるはずです。
そんな方たちへのお勧めもいくつかご紹介しておきましょう。まずはこちら。
「世界基準のビジネス英会話(CD2枚付き)竹村 和浩 著 2808円」
今年2018年に出版されたほやほやのビジネス英会話本です。
残念ながら電子書籍版はありません。
グローバルリーダー、ビジネスエリートを目指すための「交渉戦略」と「英会話」。
初級者には、なかなかハードルが高い内容となっています。
これから企業で海外派遣を目指す、海外企業へ転職を目指すなど、もっとグローバルなステージに行きたいと思っている人には、一読の価値があります。
世界で活躍するためには、どんな英語力を必要とされているのか、自分が目指すステージを知る一冊です。
外国人部下を持ったらおすすめの本
企業のグローバル化で、外国人の部下を持った方も少なからずいらっしゃると思います。そんな方に必須の一冊がこちら。
「外国人部下と仕事をするためのビジネス英会話‐指示、フィードバック、業績評価 ロッシェル・カップ 著 2160円」
電子書籍はありません。
この本は、外国人を部下に持ったときに必要とされる適切なマネージメントの方法をベースに、そのシチュエーションに合わせた英語表現を解説しています。
文化の違いから起こりうる誤解や軋轢をさけ、日々スムーズなビジネスコミュニケーションを行うために、上司となったときから常に机に置いておきたい(もちろん読んでくださいね。)1冊です。
英語に関してはかなり上級者向けの表現となっています。
英語の敬語を覚えてワンランク上を目指すおすすめ本
「英語のお手本 マヤ・バーダマン著 1404円(Kindle版1080円)」
「英語の気配り マヤ・バーダマン著 1512円」
ゴールドマンサックスで働いた著者が、礼儀作法正しく使える英語の「敬語」を指南してくれる2冊です。
ある程度英語学習を進めてきた人が、もう1ランクアップするために必要な知識とコツを得ることができます。
初級者でも読める内容ですが、お勧めは、ワンランクアップしたい人向け、カジュアルな表現からより大人の洗練された英会話をしたい人にピッタリのシリーズです。
英文も丁寧な表現、まさに知りたいと思っていたことが書かれています。
まとめ
書店でもAMAZONでもたくさんの英語学習、英語に関する本があふれています。
こちらでご紹介したおすすめ本を読んでいただけると嬉しいですが、ふらっと書店へ行ってまずはタイトルで気になるものを手に取ってページをめくるのも一つの手です。
インスピレーションを大切に、できるだけ自分が目指すところに近い内容のものを探してください。
製造系で外国人労働者と接している人と、コンサルで外国人クライアントと接している人は、使うべき英語が違います。
その本を読むことで自分のモチベーションが上がりそうなものを見つけられるといいですね。
本を読むだけではペラペラになれませんが、その本を読むことで、「よし、もっと英語の勉強頑張ろう」と思えることは、とても大切なことだと思います。