ビジネス英語というと外国人と話すための英会話ばかりに注目されがちですが、リーディング力も大切だと思います。
ビジネスパーソンにとって高い英語リーディング力は仕事をするうえでかなりの武器になります。
社会人で英語を勉強している人も多いと思いますが、ただ英語を勉強するのではなく、このようなメリットがあると理解してから勉強するとモチベーションがぐぐっと上がります!
そこで今回は、リーディングができるとビジネスの現場でどのように生きてくるのか3つのメリットについて考えをまとめました。
またビジネスを意識した、リーディング力アップ勉強法についてもご紹介します。
目次
高い英語リーディング力がもたらす職場でのメリット3つ
英字新聞がスラスラ読めるレベルにまでリーディングの力をつけておくと、仕事をする上で様々なメリットがあります。
【①世界から情報を素早く収集することができる】
今更言うまでもないですが、世界の経済は連動しています。
ネットの普及で日本語で海外の情報を手に入れることも簡単になりましたが、やはり英語で書かれた一次情報を自分で確認するのに比べると、情報の鮮度や正確性が全然違います。
またネットに掲載された英語サイトを読むことができれば、海外製品のリサーチをいち早く行うことができます。
翻訳されるのを待っていたら、かなりの時間ロスです。
情報はスピードと正確性が命!
出来るビジネスマンとして、英語のリーディング力を向上させ、英語ソースの1次情報を手に入れるようにしましょう。
【②海外から送られたe-mailや書類を正確に読み取ることができる】
仕事において読み間違いなどのミスは許されることではありません。
簡単そうに見えるe-mailですが、正確に読み取るには高いリーディング力が求められます。
リーディング力が身につくとライティング力も身につきます。
【③英語でプレゼンする時に海外の論文を読み参考にすることができる】
普段から英語で書かれた論文を読んでおくと、論理的な文章の書き方が身に付きます。
模倣することからオリジナリティが生まれます。
専門性の高い学術論文はほとんどの場合英語で書かれていますので、リーディング力をアップさせて英語論文に慣れ親しんでおくと仕事に生かすことが出来るでしょう。
ビジネスの現場で役立つ英語リーディング力を高める勉強法とは?
さて、英語のリーディング力が高くなると仕事をするうえでどんなメリットがあるか、3つご紹介したわけですが、何れの場合も英文を正確に読み取る以外に速読力も必要です。
ネット記事や論文、英字新聞などはものすごい情報量ですからね。
1文1文精読していたら、時間が足りません。
つまりビジネスのリアルな現場においては、英語の読解力と速読力の2つが求められるというわけです。
ここでは、読解力と速読力の両方のスキルが身につく勉強法をご紹介します!
英字新聞や英語のサイトがスラスラ読めるリーディング力とは、英検準1級レベルの読解力や、TOEICならリーディング問題で400点程度だと思います。
ですから、ビジネスで役に立つ英語リーディング力を身に付けようと思ったら、このレベルを目指しましょう!
【①TOEICのPart7対策のテキストを使用】
英字新聞がスラスラ読めるレベルになるなら、TOEICのリーディング問題で495点中400点を目標にしましょう。
英検で考えると準1級レベルです。
TOEICのリーディング分野で特に点が取りにくく、差が出やすいのがPart7です。
TOEICはビジネスで使える英語力を測る試験なので、TOEIC対策テキストを使った勉強法はビジネス英語を鍛えるうえで効率がいいんです。
英語のリーディングにあまり自信がないという方や、まずは簡単なものから手を付けてみようという方は、コチラの問題集から始めるのがおすすめ。
『世界一わかりやすいTOEICテストの授業(Part7読解)』
英語リーディングに自信がない人は、この問題集から始めるのがおすすめです。
TOEIC初心者〜500点レベルの人に最適です。
ただ問題を解くだけでなく解説が分かりやすく、解き方テクニックも満載です。
リーディングに関する基礎的な力がついたら次のレベルに進みましょう。
『TOEICテスト新形式精選模試リーディング』
出題レベルが本番のTOEICに限りなく近いです。
また解説が詳しいので「あっ、こういう理由でこっちが正解なんだぁ」と納得しながら勉強を進めることができます。
【②英字新聞を読む勉強法】
リーディング力を高める勉強法としてもう1つおすすめしたいのが、英字新聞を読む方法です。
TOEICで600点程度あれば、英字新聞を多読することで速読力に磨きがかかります。
リーディングの勉強にもなるし、世界のニュースにも詳しくなるし、まさに一石二鳥です。
英字新聞を読む時に実践して欲しいのがパラグラフリーディングという読み方です。
新聞記事や論文のように長い文章を1文1文訳していると、途中から何が何だか分からなくなることが多いんですよね。
まさに「木を見て森を見ず」の状態になります。
パラグラフリーディングでは、段落(パラグラフ)の中で要点(1番言いたいこと)を見つけて鉛筆で印をつけます。
英語は1つの段落に要点は1つである場合がほとんどです。
要点が分かれば、要点のみを丁寧に訳します。
あとはこれを段落ごとに繰り返すのみ。
極論を言うと、要点以外は読み飛ばしても、文全体の意味を掴むことが出来ます。
日本語でも多分同じようなことを無意識にやっていると思うので、それを英語で出来るようにトレーニングするのがパラグラフリーディングです。
ビジネスで使えるレベルのリーディングには正確に早く英文を読んでいくことが必要ですが、「正確」とは正しくキレイな日本語に訳すことではなくて、文全体の意味・主旨を正しく理解することなのです。
英字新聞を毎日パラグラフリーディングする勉強法で、このリーディング力が鍛えられます。
まとめ
いかがでしたか?
リーディング力があると実践の場でどのようなメリットがあるのかや、勉強法についてご紹介しました。
勉強法はシンプルなので、忙しい社会人でも継続することができると思います。
TOEICPart7対策のテキストと英字新聞で、確かなリーディング力をつけていきましょう。