英語を話せるようになるためには何を勉強すればいいんでしょうか。
私は会社の昇進試験に必要だったので、TOEICを自習して目標点をクリアしました。
TOEICスコアだけでなく、仕事をするうえで英会話も必要になったので、今度は英会話の勉強も自習でがんばってみました。
ところが英会話の場合、何から手を付けていいかよくわかりませんでした。
英語を話せるようになるためには、英会話スクールに通ったり、はたまた学生だったら留学することまで考える人もいるでしょう。

英語関連書籍には必ず「英語ノウハウ本」があることを知っていたからです。
ノウハウ本とはいわゆる、英語はこうやって勉強すればいい!という理論を解説したもの。
適当なノウハウ書籍を見繕って勉強し、それに限界を感じてからスクールに通うなどしても遅くないだろうと考えていたのです。
また、TOEIC独学が成功したことで、ちょっと調子に乗っていた面もあります。
そんな私が読み漁った教材の中で、「まずは簡単な表現でいいからとにかく英語が話せるようになる」というコンセプトで書かれた良書をご紹介します。
難しい文法知識や複雑な言い回しは置いといて、中学レベルの基礎知識でとにかく英語をしゃべろう!というテーマの教材です。
何から始めていいかわからない!という人は、参考にしていただけると幸いです。
英語が話せるようになるおすすめ教材その1
ここで私がわざわざ説明をする必要がないくらい有名な書籍です。
日本人はネイティブ英語を習い、それが習熟してからではないと英会話は成立しない。
そのように考えがちです。
対照的に、話すために最低限必要な単語や文法を覚え、自分(たち)なりのスタイルを確立してしまうのがインド式だと言えます。
実際にインド人と話すとかなり独特のイントネーションであり、お世辞にも聞き取りやすいとは言えなかったりしますが、本人らはそんなことお構いなしです(笑)。
自分なりの英語を堂々と話してきます。
こちらの書籍で解説されている「英語が話せるようになる方法」は極端なまでに簡素化されているため、これでいいのかと最初は不安になるかもしれませんが、慣れてくると不思議と自然に言葉が出てくるようになるはずです。
まず英語脳に一歩近づくためにはよい書籍だと思います。

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英語が話せるようになるおすすめ教材その2
会話もメールも英語は3語で伝わります Simple English for Everyone
これも度々テレビなどで取り上げられている話題の書籍です。
タイトルからしてキャッチ―ですよね。
根本的な思想は上のインド式と同じだと思います。
日本人が馴染みにくい単語や構文は置いといて、基本的にはSVO構文で話そうという内容になっています。
日本語で浮かんだ文章をそのまま英訳しようとすると何も話せなくなる、もしくは話せたとしても不自然で回りくどい表現になることが多いのではと思います。
言いたいことを英語で話しやすい語順で組み立ててから話すのが鉄則です。
この本はその手助けをしているとも言えます。
ぶっちゃけると実際は3語とはなっていない例も多々ありましたが、要は英会話では極力シンプルな言葉で話そうということが本質なのだと感じました。
英語が話せるようになるおすすめ教材その3
ずるいえいご コミックエッセイ 日経ビジネス人文庫/青木ゆか(著者),ほしのゆみ(著者)
著者自らが経験した挫折をきっかけに、難しい知識などなくても話せるという事が分かりやすく書かれています。
文庫本にもなっていますので、手軽に持ち運んで読むことが出来ます。
1つのシチュエーションに対して4パターンの英作文を作るというトレーニングを考案するなど、とにかく話せるようになることに特化した本です。
英語が話せるようになるおすすめ教材・まとめ
個人的には書籍①→②→③の順に読んでみることをおすすめします。
英語にコンプレックスを抱いていた人には、どれも目から鱗かもしれません。
我々はネイティブではないのでネイティブの英語を習得するのは至難の業ですが、日常会話をする程度であればそこまでは必要がないのです。
不思議なことに、一度シンプルな英語に慣れるとそれまで話すのをやめていたやや複雑な構文も自然と身につくようになってきます。
これこそが英語脳になっていっているということなのかなと感じました。