英語がすぐに話せるになるような、効果的な勉強法はどこかにないのだろうか?

釣りタイトルですみません。
でも残念ながら英語に限らず第二言語を習得するには継続的な反復学習以外に方法はありません。
これはどんな人も避けては通れない道です。
ただ、学習と練習のやり方次第では得られる成果がまるで異なります。
そこで、これまで私自身の英語学習経験から感じたことを元に、「英語を話せるようになる効果的な勉強法」について私なりに考察してみました。
みなさんの英語学習に参考にしていただけたらと思います。
言語習得のプロセスを赤ちゃんから学ぶ
英語を話せるようになるというのは、言語を覚えるというプロセスです。
これを少し掘り下げて考えてみたいと思います。
効率の良い勉強の方法が見えてくるかもしれません。
言語を覚えるという意味で最も身近で参考になる事例は、そう赤ちゃんです。
赤ちゃんが言語を習得するステップは、これまでに世界中の研究機関でまじめに研究されてきました。
英語に限らず、どの言語でも赤ちゃんが言葉を覚える課程はある程度共通しています。
赤ちゃんが言葉を覚えるステップ
①周りの人が喋る言葉をじっくり聞き雰囲気を感じ取る
②感情を言葉に乗せてみる
③大人が話しかけてくる言葉を聞く
④「③」を元にまた自分なりに話してみる
⑤また大人が話しかける(時には修正してくれる)
①について、私はあまりピンと来ませんでしたが、専門家の研究結果によると赤ちゃんはまず話すようになるまでにじっと黙って情報収集する時期があるそうです。
そして②の時期に移行すると、まだ言葉とは言えないような、『あー』とか『うー』などというクーイングと呼ばれる音声を発するところから言語学習が本格的に始まります。
このとき大切なのは、赤ちゃんなりに感情を表現しようとしていること、大人のレスポンスを得ようとしていることです。
③~⑤は、いわゆるトライアンドエラーですね。
大人からフィードバックをもらって、間違いを繰り返しながらだんだんと言語を習得していきます。
赤ちゃんの言語習得を英語の勉強に当てはめる
前述の赤ちゃんが言語を学ぶステップ①「周りの人が喋る言葉をじっくり聞き雰囲気を感じ取る」を語学学習に置き換えてみると、ひたすら言語をインプットする期間と解釈できます。
座学によるインプットはもちろんですが、ここで特に重要となるのはリスニングです。
しっかりと音を聞き、英語の持つ語感、リズムから話し手が何を伝えたいかを探ることが大切です。
それが掴めるようになると文法のルール習得にも繋がります。
いちいち単語の種類や順序を確かめなくても、何となく響きで正しいか間違っているかが判別できるからです。
我々が日本語を聞く場合、まずその響きを感じ取るということを習慣的に行なっているはずです。
となると、英語の習得には感情が含まれた「生きた」言葉を聞くのが一番ということになります。
それには映画やドラマなどが良い教材であると言えるでしょう。
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私個人的には、シチュエーションコメディ―(略してシットコム)と呼ばれるジャンルの、コメディー系のドラマがリスニング学習におススメです。
シットコムは基本的に1話完結となっています。
さらに1話が25分程度とかなり短く、しかも日常生活で起こるドタバタを描いたストーリー展開のため飽きることなく、そして楽しく学べるのがメリットです。
づづいて、赤ちゃんが言語を習得するステップ②「感情を言葉に乗せてみる」を英語学習に置き換えて考えてみましょう。
これはスピーキングですね。
赤ちゃんから学ぶとはいっても、さすがに『あー』とか『うー』などと喋る訳にはいきません。
肝心なのは、伝えたい感情を言葉に乗せることです。
スピーキングの練習となると、英会話の教材やドラマなどに出てくるフレーズをリピートしたりするのが効果的とされています。
これはシャドーイングとも呼ばれ、英語学習業界では大変効果が高いトレーニングとして有名です。
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シャドーイングする際は、教材となる映画なりドラマなりの登場人物になりきって、なんなら身振り手振りも交えて真似ることが大切だと言われています。
真似することで伝わる英語に大切な英語本来の発音やアクセント、イントネーションまで自然に身に付けることが出来ます。
英語教材の中には「聞き流すだけで上達する」という謳い文句の教材もありますが、聞き流しているだけではアウトプットが出来ないので、言葉を身に付けることはできません。
以上の①、②をひたすら繰り返しているだけでかなり英会話は上達しますが、さらに上達したかったら先述の赤ちゃんが言葉を話すステップ
ポイント
③大人が話しかけてくる言葉を聞く
④「③」を元にまた自分なりに話してみる
⑤また大人が話しかける(時には修正してくれる)
のプロセスも取り入れるといいでしょう。
1つの選択肢としては、英会話教室や格安オンライン英会話で、先生相手に覚えた言葉を使ってみて、フィードバックをもらうという方法があります。
また、私のように英語コーチングスクールに通って、①~⑤までのすべてのステップをプロデュースしてもらうという手もあります。
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英語か話せるようになる効果的な勉強法・まとめ
今回は言語習得とは?という部分を掘り下げて、英語を効率的に学習する方法を紹介してみました。
英語に限らず、言葉というものは第三者に自分の感情を伝えるためのツールであるはずです。
語句を並べることばかりを考えるのではなく、相手が伝えたいことを言葉から汲み取り、自分が伝えたいイメージを言葉な乗せることが大切だと思います。
文法が正しいかどうかはその後にでも考えればいいのです。