一生懸命英会話を勉強しているけれど思ったようには上達しない。
そんな悩みを抱えている人も多くいらっしゃるかと思います。
私も海外出張が多いビジネスマンなので、独学で英会話を身に付けようと四苦八苦しました。
結局独学ではどうにもならなかった(どうやって英会話を勉強していいかよくわからなかった)ので、英語コーチングスクールに頼りました。

-
-
PROGRIT(プログリット)を修了したけど効果はあったのか?経験者が全部語ります。
MENLOこんにちは。私は英語コーチングスクールのPROGRIT(プログリット)で2か月間の「ビジネス英会話コース」を受講しました。この記事ではプログリットを修了した30代中堅サラリーマンである私が、 ...
続きを見る
英会話を勉強している人の中には、自分は英語アレルギーとまで言い切ってしまうほど、苦手意識を抱えている人もいます。
しかしよく考えてみてください。
日本人はなぜ日本語を話すことができるのでしょうか。
上手い下手はあるにせよ、どんな人でも母国語は話すことができています。
当然それは学校の勉強ができるできないは関係ありません。
と考えると、英語が話せる人というのは、何か違った要因があるはずですよね。
そこで、私の周りにいる英語が話せる日本人を見渡してみて、じっくりと観察してみたところ、彼らに共通するある3つの特徴をみつけました。
もしかすると、これが英語が話せるようになるヒントなんじゃないかな?と思います。
英語が話せる人の特徴その1「社交的」

英語に限らず語学全般に共通して言えることですが、誰かから誰かに話しかけることによって会話は始まります。
となると積極的に会話を展開できる社交的な人の方が、必然的にそのチャンスが増えるということになるでしょう。
サッカー日本代表の長友佑都選手は「コミュニケーションお化け」として知られています。
長友選手はイタリア一部リーグの名門「インテル」で長年活躍しましたが、移籍当初からつたないイタリア語で積極的にチームメイトとコミュニケーションを図ってきました。
結果、みるみるイタリア語が上達し、チームメイト達の信頼も得られ、名門インテルで押しも押されぬ不動のレギュラーとなりました。
もちろんこの成功例は長友選手のサッカーの実力があってのことですが、ここでの重要なポイントは、英語などの外国語を学ぶときは社交的な性格のほうが上達が早いということです。
私の周りの英語ペラペラ人材は、日本語で話していてもこちらの懐に入ってくるのが上手いです。
そういう人は相手の意図を汲み取ることに長けているため、相手が話す前にあらかじめ何を言いたいかを把握できたりもします。

英会話のケースを考えると、あらかじめ意味の分かっているフレーズを聞く方がヒアリングの能力は向上するのです。
その点でも社交的な人のほうが英語上達に有利だと言えるでしょう。
英語が話せる人の特徴その2「モノマネ上手」
子育てをしたことがある方ならわかると思いますが、子どもは大人のモノマネが上手です。
大人が喋っていることをよく観察し、意味が分からずともどんどんフレーズを覚えて発言します。
だから、そんな言葉どこで覚えたの?と思わされることがたくさんあるんです。
同じように、大人でもモノマネが得意な人は英語の上達が早いと言われています。
ネイティブが喋っているように英語を真似てみる。
こうすることで、英語の上達スピードが格段にアップします。
モノマネという作業を考えてみると、対象となる音を把握→それを忠実に再現というプロセスです。
英語は特に日本人にとっては馴染みのない発音が多い言語なので、このモノマネ作業は正確に英語の音を聞き分けるリスニング能力の向上に役立ちます。
また、英語では発音と同じくらい大切なのはアクセントとリズムです。
ネイティブの発音とアクセント、リズムを真似しているうちに自然と英語が上手くなっていくんですね。
モノマネの練習にはシャドーイングが最適です。
プロの通訳もトレーニングに取り入れているほど、効果が高い学習方法として知られています。
-
-
シャドーイング練習で英語力が飛躍的にアップ!コーチングスクールでも採用されている正しいシャドーイングの方法とは?
英語を勉強している人なら、誰もが一度は聞いたことがあるシャドーイング。 シャドーイングとは英語学習法のうちの一つで、聞こえてきた音声の後を追うようにして発声する練習方法のことです。 音源を影(シャドー ...
続きを見る
英語が話せる人の特徴その3「右脳型の人」

左脳型、右脳型という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
人間の右脳と左脳がそれぞれどのような機能を担っているのかに関連して、人の性格を左脳優位型、右脳優位型という二つに分けた考え方です。
左脳型の特徴は、「論理的、計算が得意、分析が得意」などが挙げられます。理系っぽいといったほうが早いでしょうか?
いっぽう、右脳型の特徴は「感情表現が豊富、鋭い感性、空間認知能力が高い」などが挙げられます。芸術家タイプですね。
一般的に言語や文字、数字などを扱うのは左脳であると言われているので、左脳型の人が英語の習得にも有利と考えられがちですが、そうでもないようです。
むしろ右脳型の方が有利と言えます。
例えばhaveという動詞を辞書で調べてみましょう。
ざっと見てみただけで持つ、いる、食べる、身に付ける、会を開く、病気にかかるなど様々な意味が記載されています。
runという単語に至っては645個もの意味があるそうです。
ではこれら1つ1つを暗記できるかというと、ほとんどの人はできないはずです。
仮に全てを暗記できたとして、覚えた単語を自在に使いこなせるかというとそれも甚だ疑問です。
言葉や文字で覚えようとするとかなりのハードワークとなりますが、イメージで捉えると大幅に難易度が下がります。
haveに話を戻しましょう。
haveの持つ共通のイメージは、『空間に物や時間、場所を所有する』です。
このように解釈することができれば辞書に記載されている意味もせいぜい数個にまとめられます。
要は単語の持つイメージを捉えることができさえすれば丸暗記は必要ないのです。
右脳型の人は物事をイメージで捉えることに長けているため言語吸収が早いのかもしれません。
幼少期は言語を覚えるスピードが特に早いことは知られていますが、0~6歳は右脳が優位に働いているそうです。
このことからもやはり右脳型の方が言語の飲み込みが早いということが言えそうです。
英語が話せる人に共通する特徴・まとめ
いかがでしたでしょうか。
改めて振り返ってみると、必ずしも学校の勉強ができることと、英語が出来ることはリンクしないということが分かりますよね。
もちろん、英語を身に付けるために急に社交的になったり、モノマネ上手になんてなれないし、なる必要もありません。
単に英語を上達させるための参考にしていただけると幸いです。
特に英語に苦手意識を持っている人は、見方を変えて取り組んでみてはいかがでしょうか。