TOEICのリスニングスコアを伸ばしたい!と思ったらTOEIC用の教材を使って勉強するのが王道だと思うんですが、TOEICの教材ってつまらないんですよね。
まあ勉強なんでつまらないのは当たり前なんですけど。
でもあまりにつまらないと、学習が続かなくて、結果リスニング力が伸びない、という悪循環に陥りかねません。
だったら楽しく勉強を続けて、少しでもTOEICリスニングスコアをアップさせたほうがお得だと思いませんか?

と、偉そうに前振りをしてみましたが、その方法とはいろんなところでよく言われている『海外ドラマ』です。
リスニングには海外ドラマ!ってネット上で結構よく見るアドバイスですが、海外ドラマをどのようにみたらリスニングの勉強になるか、あまり詳しく述べられていない気がするので、私が実践した方法を詳しくお伝えしたいと思います。
またリスニング学習にオススメの海外ドラマもご紹介します!
目次
海外ドラマをつかったリスニングの勉強法

海外ドラマでリスニングのポイント
- とにかく続けること
- 英語を聞き取るだけに必死にならない
簡単なことですが、
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
とにかく続けること
英語学習は続けることが大切です。
特にリスニングはコツコツと続けることで徐々に実力がアップしていきます。
リスニング学習に海外ドラマを取り入れる場合も最低でも数か月は続けないと、効果は出ません。
たまに気合を入れてセリフを全て書きだして勉強しようとする人もいますが、その方法だとあまりにも非効率かつ途中で投げ出したくなってしまうでしょう。
これでは楽しく勉強したくて海外ドラマを見ているのに、本末転倒です。

ポイント1
- 自分が興味があるドラマを見る

ポイント2
- シットコムなど20分くらいのドラマを見る。

ポイント3
- なるべく専門的でなく、日常会話の多いドラマを選ぶ。

英語を聞き取るだけに必死にならない
リスニング学習のために海外ドラマを見る場合、聞き取ることだけに集中しすぎてしまうとTOEICスコアアップにつながりません。
なんだか禅問答のようになってしまいましたが、英語リスニングでは登場人物が正確に何と言っているのか、一字一句を逃さずに聞き取ることは大して重要ではなく、話全体の意味を理解することのほうがより重要です。

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英語を聞いたときに「一字一句を聞き逃すまい」として一生懸命聞き耳を立てていると、いったいその人物が何を言いたいのか、よくわからなくなってしまいます。
これは脳が英語の音を聞き取ることに集中しすぎて、聞えてきた音がどういう意味なのか考える脳のリソースがなくなってしまうことが原因です。
TOEICリスニング問題を解くときも同じです。
音源を一字一句正確に聞き取る必要はなく、会話文全体の意味を把握すれば問題を解くことが出来ます。
ですから海外ドラマを見る場合もセリフを一字一句聞き取ることに必死にならないで、セリフの意味を全体としてとらえる努力をしてみましょう。
それにはまずは日本語吹き替えか字幕でドラマを見てストーリーを把握し、そのあと英語音声・英語字幕で作品を二度・三度見る方法がおすすめ。
ストーリーが頭に入っているので、英語を聞いて

と、頭の中に英語が英語のまま入ってくる感覚が味わえると思います。
DVDやブルーレイなら英語字幕を表示させることができると思ますが、動画ストリーミングサービスのHuluも英語字幕を表示させることが出来るのでおすすめです。
TOEICリスニング・スコアアップに効くおすすめの海外ドラマ

『フレンズ(Friends)』
いわずもがな、超有名シットコム。
私が今更おすすめするまでもなく、英語の勉強に最適!と多くの人におすすめされている作品です。
フレンズはニューヨークに住む仲良し男女6人組が繰り広げるドタバタコメディーで、毎回のストーリーも面白く、登場人物もとても聞き取りやすい英語を話すので、Listeningの勉強にはもってこいです。
私はこの作品が大好きで、もっぱらフレンズでリスニング学習に勤しんでいました。
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『チャーリーシーンのハーパーボーイズ(Two and a half men)』
チャーリー・シーンが主演する、日本ではあまり有名ではない作品ですが、めちゃくちゃおもしろいです。
本国アメリカでは2003年から2015年までにわたって12シーズンも制作され、誰もが知る大ヒットドラマでした。
チャーリーシーン演じる叔父とその弟と甥っ子が繰り広げるコメディドラマです。
ただ気軽に楽しみつつ、英語を勉強したい人にはオススメのドラマです。
残念ながら日本語字幕・吹き替え版のDVD・ブルーレイは販売されていません。
最近だとAmazon Primeで見られます。
チャーリーシーンのハーパーボーイズを【Amazon Prime】で見てみる
『ビッグバンセオリー(Big Bang Theory)』
これもかなり有名なシットコムですね。
2007年から放送開始され、いまだにシリーズが続く作品です。
カリフォルニア工科大学という超名門大学で物理学を教えるモテないオタクコンビの日常を面白おかしく描いています。
少し上二つに比べて専門用語も多いので、たまに意味がわからなくなることもありますが、普通の会話も多く、内容も楽しいので続けるにはもってこいです。
海外ドラマリスニング勉強法・私はこうやって勉強していた!
私は上記でご紹介した「フレンズ」を使ってリスニング学習をしていました。
フレンズの登場人物は訛りがなく、出てくる英語も難しいものはほとんどないので、日本人が英語を勉強するにはぴったりだと思います。ただ、2005年に最終シーズンが終了しているので少し映像や時代背景が古いというのが難点です。
さて、私の「フレンズ」リスニング勉強法をお伝えします。
と言ってもやり方はとてもシンプル。
step
1まずは作品を1シーズン(23作品)、日本語字幕で見る

step
2もう一度同じシーズンを英語字幕で見る

step
3もう一度同じシーズンを英語字幕で見ながらシャドーイング

step
4英語字幕でわからないところをメモ

勉強の方法・まとめ
といった感じで、私の場合は同じシーズンを何度も何度も繰り返し視聴してから次のシーズンに移行していました。
これをやると、話の内容を覚えるので英語を英語のまま理解する感覚がつかめます。
しかも1シーズン23話あるので、繰り返し見てもあまり飽きませんでした。
この作業を5シーズンくらい繰り返したらかなりリスニング力がアップすると思います。