長年英語を勉強してきているけれど、ちっとも上達していると感じられない。
単語もたくさん覚えたし、会話も相手の言っていることが何となく分かってきて順調に伸びてきている!と思ったのに、途端に何もかも分からなくなりスランプに落ち入ってしまった。
そんなふうに壁にぶつかって、自分にはやっぱり英語を習得するなんて無理なんじゃないか...。と落ち込んで、そのまま勉強を止めて挫折しそうになったことがある方。
意外と多いのではないでしょうか?
落ち込んでしまっても、せっかく続けてきた勉強を完全に止めてしまうのはもったいないです。

それも何回も何回も。
だから止めるのではなく、少しユルい勉強方法で「英語が好き」という気持ちを取り戻してみませんか?
落ち込んでしまって英語学習に挫折しそうになっている心に、処方箋ともいえるようなユル学習方法を考えてみました。
目次
挫折から立ち直るユル学習その1・簡単な読み物を読む
TOEICなんかのリーディング教材って、内容が面白くないんですよね。。。
TOEICはビジネス英語の試験なので、まじめで実用的な内容っていうのはわかるんですけど、おもしろくもないものをずっと読んでいくのは少し苦痛です。

図書館に行って、日本人学習者向けにリライトされた洋書・ラダーシリーズをレベル1のものからどんどん読んでみるのもいいかもしれないですね。
簡単でスムーズに読むことができるので、「自分は英語ができない」と思っていた頭を「できる」に変えられます。
そんな幼児レベルのものを読んで理解できても実践で役立たない、と反発する方もいるかもしれませんが...。
スランプに落ち込んだまま難しい勉強をしても、やっぱり上達しないと思うのです。
スランプだな、挫折しそうだなと思ったら一息ついて、「できないこと」より「できること」に目を向けて自信を取り戻すことが先決ではないでしょうか。
上を目指すのは遥か高い頂を目指す登山のようなものですが、疲れたら茶屋でのんびりしていいんじゃないですか?
それに簡単な英文って、サクサク読めるけど意外なところで初見の単語が現れたりしてなかなか面白いですよ。
挫折から立ち直るユル学習その2・中学3年分の英文法を総復習
英文法は「読む・書く・聞く・話す」のすべての英語力の基礎です。
レベルの高い教材に手を出す前に、文法を完璧に身に付けていますか?
ユル学習的には、できればこれも高校以上レベルのものではなく、初歩の初歩ともいえるところからもう一度読み直してみると楽しいと思います。
知っているようで知らなかった、意外な発見があるかもしれません。
文法をやり直すなら、あまり文法用語が使われていない、それも薄い本なら負担が軽くて済みますね。

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。 / 学研教育出版 〔本〕
この本なら堅苦しくならず、ソファやベッドで寝転がりながら読むことができます。
勉強だ!と気合を入れずに、息抜き感覚で読めばリラックスして、かえって頭に入りやすいかもしれません。
スランプになっていなくても、気が向いたときには何度でも簡単な文法の再確認をやってみてください。
挫折から立ち直るユル学習その3・他の人の英語学習法を読んでみる
英語学習者の数はごまんといます。
目標は人それぞれですが、ブログをやっていたりサイトを運営したりして、自分の学習方法や学習の記録を載せている人が大勢います。
そういったものを読むと「自分も負けていられない」と思い、下がっていたモチベーションが再び上がってきます。
顔も見たことがない人だけれど、同じように頑張っている人の存在というのは、いい意味でライバル意識が芽生え、切磋琢磨することができます。
また書籍でもこういった類の本は書店に多数並んでいますし、コミックエッセイだとより肩の力を抜いて楽しく読めるのではないでしょうか。
学習方法そのものが参考になるケースもありますね。

ただ、落ち込みがひどすぎて、他の学習者たちが順調に進んでいるのを見るのが辛く感じるようなら、読むのを止めて自分のペースで英語を楽しむことに集中してください。
英語学習に挫折しそうな時のユル学習・まとめ
スランプに落ちている最中は、出口が見えなくて辛い日々が続きますが、実は上達している証拠なんですよね。

苦しいでしょうが、この時期を抜けると霧が晴れたように頭がクリアになり、実力がワンランク上がったことを実感するときが来ます。
にわかに信じられないかもしれませんが、挫折しそうになったらこのことを思い出してください。