TOEIC対策 リスニング

TOEIC問題集を使わないでもOK!効果的なTOEICリスニングの勉強法

08/15/2018

就職試験や昇進試験に一定以上のTOEICのスコアを課すという企業が増えてきました。

英語は苦手だけど、就職や昇進のために頑張って勉強している!という人も多いのではないでしょうか?

TOEICで最初の難関、というより多くの日本人にとって最大の難関になるのがリスニングセクションです。

長時間英語を聞き取り、問題に答えていかなければならないのは誰にとっても苦痛ですよね。

私も独学でTOEIC対策をしましたが、特に最初はリスニング問題で点数があまりとれず、リスニング対策に悪戦苦闘したものでした!

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今回の記事ではTOEICを独学で勉強していた私の経験を踏まえて、TOEIC問題集を使わなくてもできるTOEICリスニングの苦しくない勉強法についてご紹介したいと思います。

 

TOEICリスニング対策はTOEIC問題集じゃなくてもできる!


TOEICリスニングの勉強法というと、公式問題集のような教材を買ってきて、ただ英文を聞いて問題を解くという形を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

まあそれでもコツコツと長期間続けていれば実力アップして点数が伸びるんですが、淡々と問題を解いていくだけでは途中で飽きてしまってモチベーションも続きません。

実は問題集を使わなくとも、もっと効果的にリスニング力を伸ばす方法があるんです。

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しかも淡々と問題集を解くよりも楽しい!

楽しいというのはあくまでも主観ですけど...。

まあでもとにかく、飽きやすく、単にインプット量を増やすだけの問題集をひたすら解くという勉強法よりは効果的にリスニングの点数を伸ばせると思います。

それがディクテーションとシャドーイングです!

ディクテーションでリスニング力強化!


「ディクテーション」とは、英文を耳で聞いてそれを紙に書き写すというものです。

聞いたことがある人も多いと思います。

最初は聞き取れる英語の量が少ないかもしれませんが、何度も同じ英文を繰り返し聴いて、それを書き写していきます。

ディクテーションをすることで、英語のどういうところが自分にとって聞き取りにくいのかが分かります。

例えば、

例文

I think about you.

という英文をネイティブが発音すると、「アイシンカバウチュー」と聞こえます。

このように、英語は単語と単語がくっついて発音される(think about→シンカバウ)ことが多く、これを専門用語で「リンキング(Linking)」といいます。

日本人が苦手なのがこのリンキングです。

英語では頻繁にリンキングが起こって、聞いただけでは何と言っているのかが想像もできないような場面が多々あります。

ディクテーションでは聞こえてきた音を自分でスペルアウトしてスクリプトに落とし込んでいくので、リンキングに対する耐性が付いていきます。

こうしていくうちに、「英語発音の癖」が頭の中に染みついてきます。

ディクテーションでは基本的にはずっと流して書き取るのですが、慣れていなかったら一文ずつストップして英語を書きとるほうがいいかもしれません。

すべて書きとれるようになるまで、同じ英文を何度も繰り返し聞きます。

別に聞こえてきた英文の意味を考える必要はありません。

聞こえてきた音を文字にする作業を繰り返すだけです。

ディクテーションをする音源はスクリプト(実際になんて言っているのか文字にされたもの)さえわかれば、TOEIC教材じゃなくても、なんでもいいと思います。

ディクテーション練習はTOEICリスニング対策としてマジで効果的です。

しかも難しいことは何にもなく、ひたすら修行僧のように聞こえたきた英語を書きとるだけ。

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私の場合は初めてTOEICを受験する際にリスニングの勉強法がよく分からず、TOEICの公式問題集を買ってきて、リスニングセクションの音源を聞いていたすら書きとっていました。

たったそれだけでTOEIC680点を取ることが出来ました。

ディクテーション練習は慣れていないと最初はぜんぜん聞き取れなくて、虫食い箇所だらけの英文が完成しますが、繰り返していくと徐々にコツがわかってきて、数回聞いただけでで完璧な英文を書きとれるようになります。

そうするとうれしくなって、もっといろんな音源にチャレンジしてみよう!という気持ちになるんです。

そうなればTOEICリスニングパートの点数が勝手に上がっていきます。

シャドーイングでリスニング力強化!


ディクテーションよりも気楽にできる勉強法が「シャドーイング」です。

これは英語を聞いて、聞こえてきたまま発音を繰り返すというトレーニング方法です。

簡単に言うと、英語を真似る練習ですね。

シャドーイングは通訳を目指す人たちが使う勉強法で、聞こえてきた英語を実際に口に出して発音し、さらにそれが自分の耳に入っていくので、リスニング力強化方法としてかなり効果が高いと言われています。

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シャドーイングでは聞こえてきた音をそのまま真似るので、先ほど触れたリンキングの流れがつかめるようになります。

このトレーニング方法は基本的に声に出して実際に発音するんですが、頭の中で聞いた英文を繰り返すこと(マインド・シャドーイングと呼ばれます)でも効果があると言われています。

これなら電車の中など、声に出すことがはばかられるような場面でも隙間時間を使ってリスニング対策が出来ますよね。

シャドーイングに使う音源は本当に何でもかまいません。

私はお気に入りの海外ドラマDVDから音声だけ抜き取って、シャドーイング練習の教材としていました。

登場人物の姿を想像しながら、彼らのしゃべるセリフを真似ていくのです。

真似るときには登場人物になったつもりで、思いっきり英語っぽく真似ることが大切!

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恥ずかしがっちゃいけませんよ!英語のリズムを口に覚えさせるつもりで、完全にネイティブになった気持ちで真似ます。

TEDプレゼンテーションなんかもシャドーイング教材に最適だと思います。

何度も何度も真似ているうちに不思議とTOEICリスニングパートの問題が簡単に解けるようになっています!

 

効果的なTOEICリスニングの勉強法・まとめ

リスニングは受験英語対策でほとんどやらないので、多くの人が「どうやって勉強すればいいの?」と悩んでいます。

ただ聞き流すだけの勉強法は、インプットのは増えるのですが、インプットのは向上しません。

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ディクテーションやシャドーイングでアウトプット量を増やすと、インプットの質も向上するのでおすすめです!

社会人の方は、まとまった勉強時間を作りにくいかもしれませんが、通勤時間を利用したマインド・シャドーイングなどで隙間時間を有効活用してリスニング勉強するだけでも効果はあります。

TOEICってビジネス英語力を測る試験なので、リスニング問題の内容が全然面白くないんですよね。

TOEIC練習問題を解くのはテスト本番の前いいと思いますので、普段のリスニング練習には自分の好きな音源を使って、とにかく楽しくリスイング練習を続けることが大事だと思います。

 

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TOEICは独学で800点を超えたけど、英会話が全くできなかった30代中堅サラリーマン。英語コーチングスクールに通って猛勉強したのを機に、さらに英語力に磨きをかけてキャリアアップのための転職を目論む。

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