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金融業界の英単語を学びながら投資銀行への転職について考えてみよう!

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英語で金融のことをFinancial servicesと言います。金融業界は、Financial services industryです。

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今回はオーストラリアの金融業界を簡単に説明しながら関連英語を学んでいきたいと思います!

外資系が台頭!オーストラリアの投資銀行業界


私が住んでいるMelbourne(メルボルン)はSydney(シドニー)に次いで2番目に大きな銀行街ですが、実はMelbourneがFinancial services industryを牽引しているという声も聞かれます。

投資銀行は英語でInvestment Banksといいます。

同じ投資銀行という意味で、investment banking firmsinvestment banking companies といった単語も使われます。

Investment Banksのabbreviation(省略形)であるIBもよく使われます。

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日本語でも投資銀行という意味でIBと言ったりしますよね。

日本でも投資銀行に勤めている人は高給取りだと思いますが、オーストラリアでもIBに勤めるバンカーはhighest paying job(高収入職業)の一つです。

オーストラリアのIB業界は、オーストラリア国内に本社がある”内資”系銀行と、オーストラリア国外に本社がある外資系銀行がしのぎを削っています。

オーストラリア投資銀行Top10

1.Macquarie Group(マッコーリーグループ)
2.UBS(ユービーエス)
3.Credit Suisse(クレディ・スイス)
4.Citi Bank(シティバンク)
5.JP. Morgan(ジェーピーモルガン)
6.Goldman Sachs(ゴールドマンサックス)
7.National Australia Bank(ナショナルオーストラリアバンク)
8.Bank of America Merrill Lynch(バンクオブアメリカ・メリルリンチ)
9.CBA(シービーエー)
10.Morgan Stanley(モルガンスタンレー)

2016年の収益トップはMacquarie Group(オーストラリア)で、続いてUBS(スイス)、Credit Suisse(スイス)と2位、3位にスイスの投資銀行が続きます。

この後、Citi Bank(アメリカ)、JP. Morgan(アメリカ)、Goldman Sachs(アメリカ)とアメリカ勢がランクインし、7位は再び国内企業のNational Australia Bank(オーストラリア)です。

私の周囲でも日本人、外国人(非オーストラリア人)含めて何人か働いています。

ご想像の通り、かなりの高給取りであることは生活ぶりから見ても明らかです。

昔Goldman Sachsで事務をしていた女性が近所に住んでいましたが、普通に※ロスチャイルドから指示書が送られてきますよ、と話していました。※ロスチャイルド家(wikipedia)

とても当たり前の日常の一コマのような話ぶりでした。

MelbourneにはMelbourne Clubという由緒正しいクラブがあり、市内中心部のCBD(Central Business District)に広大な屋敷と庭を構え、高い塀に囲まれています。

出典:Wikipedia

 

日本の由緒正しい料亭の雰囲気です。会話が外に漏れないようにするためだと思うのですが、立派な塀です。

ここは著名なNotables(名士)と呼ばれる方たちの社交場ですが、IBの出世頭もメンバーになっているのか気になるところです。

前のオーストラリアの首相、Malcolm Turnbull(マルコム・ターンブル)が元Goldman SachsのManaging Director(責任者・取締役)だったぐらいですから、Melbourne ClubにもたくさんIB業界の方々が参加しているかもしれません。

ちなみにマルコム・ターンブルは弁護士としても活躍していました。

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何というエリートですこと!

 

家族が金融業だと金融業に就職する!?

日本でもオーストラリアでも、おそらく世界中どこでもお金のなる木に見えるIB業界ですが、一体どんな人が雇われているのでしょうか?

私は自分自身がIBで働いたことは一度もないのですが、学生時代から今まで、身近にいた人たちが結構IB業界へと就職していきました。

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その人たちの共通点を考えてみると、「家族の影響」が大きいのかもしれません。

ご両親が保険会社や銀行にお勤めの場合、お金の話はテーブルの話題なのでしょうか、かなりの高確率でFinancial services industryに就職していると思います。

なかでもユニークなエピソードをたくさん持っていて、最終的にIBに就職した私の学生時代の友人A君の話をしましょう。

彼は日本人の両親のもとに生まれた100%日本人でしたが、子供の頃からニューヨークで育っていたので、私と出会った中学時代は英語への理解度はすでに抜群でした。

お父上がいわゆるメガバンクの社員で、その中でもエリートだったわけです。いわゆる戦略室にstrategistとして勤務されていたようです。

A君は中学校へ上がるころアメリカから日本に帰国して、日本の習慣に慣れるのに四苦八苦していました。

当時は、英語教育は中学校からでしたが、彼のニューヨーク訛りの流暢な英語を、周りのクラスメイトはみんな笑っていましたね。

今もそういう状況ってあるのでしょうか?

日本の学校に慣れてくるとA君は次第に勉強に力を入れなくなり(勉強をしなくても十分に地域一番校の入試に受かる基礎体力のある人です。)英語の時間が来ても、笑われないように適当にこなす努力をしていました。

高校を卒業後、東京の有名大学に入りまして、お父上がまた海外赴任を命じられたこともあり自由に自分を構築し始めました。

高校時代もあまり勉強していなかったと思いますが、一流大学に入れてしまうのですから、ご両親に感謝しなくてはですね。(もしかしたら陰で努力していたのかもしれませんが、そういうタイプでもないような...。)

さて大学に入ってまずA君が行ったことがパチンコ通いです。

私はパチンコ事情に明るくないのですが、モーニングと呼ばれる朝の開店と同時に好きな台を占拠することが一番効率よく稼ぐポイント、と教えてくれました。もちろん、開店前から並ぶ必要があるらしいのです。

他の人もその時間帯を狙ってくるようですから、競争率が高いのでしょう。

A君は、小さなノートをいつも持ち歩いており(スマホとかない時代でしたから)、何時からパチンコ店の開店を目指して並んだか、いくらパチンコに費やしたか、何時までパチンコ台の前に座っていたか、その日パチンコ玉をいくらで換金できたか、きちんと記録していました。

彼曰く、これは時給に換算するといくらか知るためで、アルバイトの代わりだといっていました。

さて、ここまでなら時間のある大学生ならよくありそうな話ですが、彼が凄かったはここからです。

A君はこれで投資用のseed fund(種銭)を30万円ほど作り、future market(先物取引)で砂糖の取引をしていました。

昼は投資が忙しいのでしょうか、なぜか大学に行くこともなく、夜は英語が話せるのでディスコの黒服として働き、大学の単位は替え玉で優秀な人を買収することで取得し、無事卒業をしました。(※数十年前の、いろいろ緩かった時代のお話です。)

私は関西の大学へ行ったのでA君の大学時代を間近で見ていたわけではないのですが、地元に帰ってくると、このような話を私にしてくれるわけです。

先物取引の経験を買われたのかは定かではありませんが、A君は結局、大学卒業後にニューヨークに本社のあるIBでトレーダーとして採用されました。

今は人間ではなく、コンピューター化されたアルゴリズムがトレーディングをしているかもしれませんけれど、彼はきっと今も自分で方法を見つけてお金を稼いでいるに違いありません。

 

他業種からIB業界へ転職したユニークな人々

さて、私の古い友人A君は日本人ながら新卒で外資系IBに食い込んでいったわけですが、私がオーストラリアで出会った人たちのなかには、全然関係のない業種から遠回りしてIBにたどり着いた人も結構います。

やはり稼げる業界なので、仕事の内容がキツイことがわかっていても「どうせ仕事はキツイもの、稼げた方が良い!」ということでIBに転職したい!と思っている人が結構たくさんいるんですね。

大抵のIBはオフィスの場所も最高の立地で、最高の眺めが期待できる超高層ビルですしね。

私は金融関係の学位を取った新卒の世界に詳しくないので、ここでは私の周りでIB業界に転職していった方の話をします。

私のオーストラリアでの元同僚で、非常に頭の回転が早く、仕事がよくできる女性がいました。

彼女が転職活動をしていたなんて知りませんでしたが、ある日突然に彼女から転職が決まったと報告を受けました。

なんとIBではないですか!彼女はヨーロッパからの移民でインド人と結婚しているという変わり種です。

おめでとう!の挨拶とともに「何か資格でも取ったの?」(資格を新たに取得して、転職することはよくあることなので)と聞いたら、「すでに持ってたのよね」というのです。

さらに「diploma?」と聞くと答えは「MBA(経営学修士)!」だというのです。

そうです、実は彼女、もともとMBA(Master of Business Administration)ホルダーだったのです。

彼女が本当はMBAを持っていたとは想定していなかったとはいえ、失礼な質問で今思い出しても恥ずかしいです。

彼女はとにかく転職が決まったことが嬉しかったようで、私の質問を特に失礼と思っていなかったようでした。

「やっとMBAだとカミングアウトできる!」といった感じではしゃいでいました。

IBはMBAホルダーに人気の就職先の一つなので、彼女はもともとIBへの就職希望だったのかなぁ~と思います。

英語のスキルはあったでしょうけれども、オーストラリアでの職業経験が求められて、移住当時はすぐにIBで採用が決まらなかったのかな?

あと、こちらでの転職活動はネットワークがかなり大切です。誰かの紹介だと、とりあえず書類審査は通る可能性が高いです。(逆に誰の紹介もないと箸にも棒にもかからないことが多い...。)うまい具合になんらかの紹介でもあったのかもしれません。

他に私の周りでユニークな経路を辿ってIB業界へ転職した人だと、自動車の整備士から投資銀行に移った人がいます。

彼はオーストラリアの田舎から沿岸部の都会に出てきて(いわゆる上京的なシチュエーションです)、学校に通ったり、短期のアルバイトをしながら生活していました。

そのバイトの中の一つが自動車整備士だったわけですが、ネットワーキング(転職のために交友関係を広げること)は怠らなかったため、ある日良い出会いがありましてIBの世界に華麗に転身していきました。

全くの未経験者、しかもMBAを取得したわけでもないのにいったいどうやって!?

と疑問に思うところですが、どうやら彼が大学で勉強した第二言語のスキルがそのIBで当時求められていたことが大きかったようです。

IBに転職したとはいえ、まさかいきなりトレーダーが出来ることはないと思いますが、実務は仕事現場で身につけていったのでしょう。

またIBから少し脱線しますが、以前は証券投資が声高にもてはやされた時代があり、証券投資でお金を儲けた知り合いたちが上の世代(70代くらい)にいます。

その中の一人が、もはや株の動向を読むなんてできないので株はやめた、と言っていました。

その理由はテクノロジーが進化しすぎて、コンピュータ化した高度なアルゴリズムをベースにしたhigh-frequency trading(短期売買)が行われるようになったから、でした。

なんだか投資の世界もアルゴリズムの台頭でロマンが失われたというか、転職して高給取りのIB業界で生きることになっても終生安泰というわけではなさそうですね。

 

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アイリッシュグリーン(Irish_Green)

神戸の大学を卒業後、小売、秘書、広報、航空業界に携わる。シンガポール、およびオーストラリア在住歴合わせて10数年。結婚を機にオーストラリアへ移住、現在はオーストラリアと日本を往復する生活を送る。日本ではスローライフ用の自宅をリノベーションしつつ、ビジネス英語に関する情報を執筆中。

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