誰でもミスすることはあるものですが、時には誰かのミスが自分のせいになってしまうシチュエーションがあったりします。
そんな時にどうふるまうかで、社内での今後の立場が劇的に変わったりします。
自分のミスを誰のせいにするのは言語道断ですが、誰かのミスが自分のせいになるのはマイナスしかありませんので、何とか誤解を解かないといけません。

目次
自分のせいじゃない!と弁明する前に言うべき3つのスマートな言葉
ある日、今にも怒り出しそうな表情をしながら上司があなたのデスクのそばまでやってきて、これは怒られるなと感じたことがある人もいるでしょう。
あれ、なんかまずいことやったかな?と思って上司の怒りに耳を傾けると、どうやら誰かのミスがあなたのせいになっている様子。
上司の説教にただ頷き、嵐が通り過ぎるのをただ待ちながら心の中では、「私のミスじゃない!」と叫びたくなることもあります。
同僚や後輩が起こしたミスであなたが怒られているかもしれませんし、上司があなたは実は正しい判断をしたことを知らないのかもしれません。

「知りませんでした」
このフレーズは、ミスがすべてあなたの責任ではあるけれども、必要な情報が足りていなかったために起きたミスの場合です。

しかし、状況によっては上司や周りに聞けないことや、聞く暇もない程すぐに決断をせまられることがあります。
実際、私も自分の直属の上司やさらにその上司まで承認を得る時間がない時に、間違った決断をしてしまった経験は何度かあります。
そういう時はミスを素直に詫びて、正直に「知りませんでした」と上司に伝えましょう。
もっと丁寧な言い方として、「ご指摘ありがとうございます。今後この様なことが無い様に気を付けます」と事実を認め、もう二度としない旨を上司に伝えると良いでしょう。
「こうしたのには理由があり・・・」
結果的にミスになってしまったが、なぜそうしたのか明確な理由がある場合に使える表現です。
判断に至った明確な理由を伝え、あなたがそうしたバックグラウンドを伝えます。
理由があれば、それはミスではなく明確な理由があって起こした行動と伝えることも必要です。
ただ「すいません」と謝るだけだと、その裏にある理由が相手に伝わることはありません。
時間が足りずにこうなってしまった、クライアントの要求であったためこうした、などの理由を伝えるます。

ミスに対する理由を話すと、時に言い訳がましく聞こえてしまうことがあります。
そのため、表現方法には注意が必要です。
「誤解があるようですので、一度チームでのミーティングで話しませんか」
これは、あなたの同僚が起こしたミスに対して使えるフレーズです。
あなたのミスではないという事実を知ってもらうには最適かもしれません。
チームミーティングで上司がまだあなたのことを指摘していたら、ミスした張本人である同僚が「実は自分のミスであった」と声を上げる可能性があります。

ここでのポイントはチームでのミーティングで話すという点です。
上司と一対一で話すと、あなたが同僚のミスをバラした、最悪の場合は責任転嫁していると受け取られることもありますが、大人数がいる場では、本人やもしくは他の同僚から事実が浮き上がるかもしれません。
時には、大人数がいる場での事実確認が功を奏すケースがあります。
まとめ
誰かのミスが自分のせいになってしまった場合、大したことではなかったら、ただシンプルに「すいませんでした」や「今後気を付けます」と謝罪をしてしまうのも良いこともあります。
しかし、あなたの評価に繋がる様なケースの場合には、上記3つのフレーズを使い、事実を理解してもらう様にしましょう。
一つのミスであなたの今後のキャリアや昇格に関わる可能性もあります。
そうならないためにも、上手なフレーズを使いピンチを乗り越える工夫が必要です。