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スモールビジネス成功例からみる、ビジネスを成功させるために最も大切な5つのポイント

投稿日:04/05/2019 更新日:

「スモールビジネス」とは、読んで字のごとく自分一人から始められる小さなビジネスのこと。

特に「これがスモールビジネス!」という定義は決まっていませんが、例えば自分で作ったアクセサリーをネットで販売したり、アフィリエイトサイトを運営したり、脱サラしてラーメン屋を始めるなんていうのもスモールビジネスの一例です。

起業と聞くと、一部の野心的な人たちが投資家から資金を集めて、今までなかった画期的な商品、サービスを提供して世界を変える!みたいなイメージがあるかもしれませんが、身近なことから始められるスモールビジネスも立派な起業の一種と言えます。

Googleをはじめ、Apple、Amazon、Facebook、Twitterなど、今や世界的な巨大企業に成長したこれらの会社も最初は従業員数人の小さなスモールビジネスから始まりました。

さて今回は、スモールビジネスで成功を収めるためにはどうすればいいのか?についての5つのヒントです。

スモールビジネス大国のアメリカで、小さなコーヒーショップ経営で成功を収めた夫婦を例に、スモールビジネスで成功するためのポイントを見ていきましょう。

 

Yuji
この記事は、こちらの元記事(英語)をもとに書いています。

So You Want to Start a Small Business

 

ニューヨークでカフェを経営して成功した女性を参考に

アメリカは日本と比べると起業する人の割合が多いことはよく知られていると思いますが、中でも起業時の従業員が4人以下の、いわゆるスモールビジネスを立ち上げる人の割合が突出して多くなっています。

アメリカはまさに、スモールビジネス大国です。

そんなスモールビジネスの本場アメリカで、2012年にニューヨークのブルックリンに一組の夫婦がオープンした小さなカフェが今や大成功を収めています。

お店の名前は「Kos Kaffe」。アンティークの内装と、アロマに包まれた店内。

コーヒーのエキスパートである夫が厳選したコーヒーと、シェフと妻が作る料理が好評で、いまやKos Kaffeはニューヨークの人気カフェの一つとなっています。

特に妻のサラさんは積極的に店の経営に関わり、2017年には成功した女性起業家に贈られる有名な賞を受賞しました。

そんなシェフでもあり、女性経営者でもあるサラさんが、スモールビジネスで成功するための秘訣について、5つの点について述べているので、観ていきましょう!

利益を得る方法を複数確保する

どんなビジネスにも言えることですが、現金の運転資金を常にある程度用意しておかないと経営に行き詰ってしまいます。

カフェのような飲食業の場合、曜日や月によって客入りにバラツキがあります。同じ曜日でも天気がよかったらお客さんがたくさん入るし、大雨だったら客入りがさっぱりということも。

お客さんの数は不確定な要素が多いので、カフェの売り上げだけをカフェの運転資金にしていると、いつ資金がショートするとも限りません。

ということで、スモールビジネスをうまくいかせるためには、利益を得る方法を複数確保するのが大切だとサラさんは言います。

彼女の場合はカフェでシェフとして厨房に立つほか、ケータリングサービスを行ったり、デリバリーも行っていたりしていました。さらにオンラインショップを開設して、お店のコーヒー豆を販売することで、全米から注文を受け付けられるようになりました。

特にサラさんはネットショップの運営には力を入れていて、プロモーション広告には積極的にSNSを活用したり、ウェブマーケティングの必須項目であるSEO(※ウェブサイトを検索エンジンに見つけてもらいやすいようにカスタマイズすること)も駆使したりして、ネット上で顧客をより多く集めることで、実店舗での集客アップにも成功したようです。

このように、サラさんはカフェの運転資金を作るために、複数のスモールビジネスを運営する方法を取り、結果としてそれがメインのカフェ売り上げアップにつながった経験をしました。

スモールビジネスをうまくいかせるためには、複数の収入減を確保することが大切なようです。

新しいテクノロジーは積極的に導入

コーヒーを出すカフェというビジネスは、世界中で何十年、下手したら何百年前からも存在しています。

ところが現在はマーケティングを支援するテクノロジーが進歩していて、売り上げアップにつながる様々なデータの取得・解析が安価に可能となっています。

サラさんはテクノロジーの重要性を理解し、カフェのレジに最新のPOSシステムを導入しました。

日本でも、大手コンビニなどを中心に今や当たり前のように導入されているPOSシステムですが、個人経営の小さなお店でPOSを導入しているところはさほど多くありません。

導入したとしても、大事なのは得られたデータを分析し、いかに売り上げアップにつなげるか、というアクションプランを立てることです。さらにはアクションプランを実行したうえでの再分析も必要になってきます。

サラさんは最新のPOSシステムを使って客のデータを集計し、購買行動の分析を行いました。

そして、得られたデータからどのようなプランで売り上げを伸ばしていくのか、綿密に計画を練り上げて実行していったのです。

飲食店のような伝統的なスモールビジネスでも、時には最新のテクノロジーを導入する必要があります。そして、売り上げをあげるためには次のアクションプランを練り、実行に移していくことが重要なのです。

マネジメントできる範囲のリスクを取る

ある程度ビジネスが軌道に乗った際に立ちはだかる壁の一つが、リスクをとるべきか決断を迫られる時です。

やはり成功するためにはある程度のリスクを取ることは必要ですが、リスクを取ることで失うもの・被る不利益が、自分自身でマネジメントできる範囲である必要があります。

この場合、たとえ新規店舗が上手くいかなくても、既存店舗の売り上げでなんとか借金を返せるような計画を立てること、これがマネジメントできる範囲のリスクを取ることです。

スモールビジネスの場合は良くも悪くも小さな変化が経営に直結するので、リスクを取ることで降りかかってくる短期的なマイナス面を自分自身で何とかする必要があります。

カフェを経営するサラさんの場合、自分以外の誰かを雇うかどうか?が、最初に直面した大きなリスクだったそうです。

新たな人材を採用するとその分コストが膨らんでしまいますし、他人を雇用するというのは自分で今までやってきた仕事を誰かに任せるということです。

サラさんの場合、経営者としての時間とカフェの厨房に立つ時間を考えると、新たに人を採用した方が良いかという結論に至り、結果的にシェフを従業員として採用しました。

短期的にはシェフに仕事を教えるのに時間を取られましたが、シェフが一人で厨房を回せるようになった今、サラさん自身はその時間を経営に割けるようになりました。

人材の採用はリスクを伴う決断ですが、時にスモールビジネスでもこの様なリスクを伴った決断が経営者には必要です。

顧客との信頼関係を構築する

どんなビジネスにおいても、顧客との信頼関係は重要です。

スモールビジネスの場合は経営者の顔が見える場合が多く、より顧客との距離が近くなります。

やはり、スモールビジネスを支えてくれるのはお客さんなのです。

顧客とはよりダイレクトに繫がり、その関係性を強めることが重要です。

顧客から信頼を得るためには、問い合わせにはすぐに対応したり、ブログで定期的に情報発信を行ったり、ニュースレターで最新の情報を提供することも効果的です。

サラさんの場合はシェフを雇って経営に専念するようになっても、1日のうち何時間かはお店に出て、テーブルを拭いて回ったり、コーヒーを淹れたり、お客さんとのおしゃべりを楽しんだりして、お客さんの顔をダイレクトに見る時間を作っているそうです。

そうやって顧客と強固な信頼関係を築くことでスモールビジネスがうまく回るようになります。

トリプルボトムラインを意識する

トリプルボトムラインとは、近年理想的な企業経営理念として取り入れられている概念です。

ボトムラインとは、決算書の最終行のこと。

通常ここでは、企業の利益や損失について述べられています。

これがトリプルということは、3つあるということです。

トリプルボトムラインとはつまり、企業は営利を追い求めるだけでなく、社会的な貢献、環境への配慮もしましょうという概念です。

スモールビジネスの場合でも、経済的な利益を追求するだけでなく、雇用を生み出す社会貢献をしたり、環境への配慮も忘れずにしないと成功はないと、サラさんは言います。

これがトリプルボトムラインです。

まとめ

ニューヨークでカフェを経営して成功したサラさんの例を取って、スモールビジネスを成功させるために大切なことを見てきました。

これはアメリカでのお話ですが、成功の基本は日本でも同じだと思います。

脱サラして起業だ!と意気込むのもいいですが、まずは副業的な立ち位置で何かを始めてみるのも、成功を掴むための第一歩になるかもしれません。

 

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Yuji

Yuji

日英バイリンガル。自身も転職を数度経験し、現在は外資系ファッションブランドで人事を担当。転職する側、採用する側、両方の視点から就職・転職に関するコラムやキャリアアップに関する記事を執筆中。

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