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海外の不動産業界を例に不動産売買に関する英語を学ぼう!

投稿日:03/26/2019 更新日:


今回は不動産投資に関する英語を学んでいきましょう!

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オーストラリアでの不動産事情を例にお話しますね!

 

オーストラリアの不動産事情


オーストラリアでは2008年あたりから、不動産の異常な高騰でまさに不動産バブル状態が長く続いていました。

不動産業界はまさに笑いが止まらない、という状況でしたが、ここにきて変化の兆しです。

2019年に入り顕著な変化があったようで、突然に売れない=価格が下落している、あるいは価格が下落している=売れない、といったニュースがチラホラ聞かれるようになりました。

値上がりを期待して異常なまでに強気だった買い手が、正気に戻るような事態が起きているのかもしれません。

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ではさっそく不動産投資にまつわる英語についてです。

「不動産業界」は英語で、real estate industryと言います。

そして不動産売買を仲介する業者をreal estate agentといいます。real estate brokerとも言いますね。

新聞広告なんかを見ると、個人名で広告を出しているAgentもいれば、会社として広告を出している場合もあります。

ちなみにイギリス式英語では単に「estate agent」と言います。

オーストラリアはイギリス英語を使うので、オーストラリア・ヴィクトリア(Victoria)州の法律名は「Estate Agents Act 1980」です。

厳密にいうと、real estate agentとrealを付けるのはアメリカ式英語ですが、最近はオーストラリアでもReal estateを使う場合が主流になっているような気がします。

オーストラリアは各州によって法律が違っていますので、売買は、各州の法律にのっとって行われます。

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私のお話する内容は、Victoria州(州都・メルボルン)での経験に基づいています。

ビクトリア州はオーストラリア大陸の南東、州都のメルボルンはビクトリア州の南側に位置しています。

不動産を表す英単語は、real estate property です。

propertyは、「財産・所有物」という意味の英単語ですが、日常会話でもよく使います。

会話例

“This is my property.” (これは私のものよ)

“I have a small property in the suburbs.” (郊外にわずかな土地があるんです)

不動産売買に関する資格と関連英単語

私はライセンスを持っている不動産会社(licensed agent )しか使用したことがないのですが、「オーストラリアで不動産を購入するなら、常にlicensed agent を使いなさい」というtip(助言)を見つけましたので、私の経験したことがないビジネス形態が存在するのかもしれません。

不動産会社で働くには、entry-level(業界の初心者)でもagent's representativeという資格が必要とされます。

ビクトリア州の公式サイトによれば

Agent representativeとは?

An agent's representative is employed by or acts for a licensed estateagent, and with written authority, can perform any of the legal functions of that estate agent. For example, an agent's representative can act as a salesperson or property manager, but cannot operate an estate agency business.

だそうです。Agent's representativeの資格を持っていれば、

不動産業者の仕事

Negotiating for either property sales or leasing (不動産売買や賃貸契約交渉)

receiving trust money on behalf of clients(顧客の代理として保証金の収受を行う)

といった基本的な仕事に関わることが出来ますが、不動産売買ビジネスを自分で営むことはできない、ということですね。

entry-levelのagent's representativeという資格で不動産会社で実務を最低12ヶ月こなすと、real estate agentという次のレベルの資格取得申し込みに進むことができます。

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Real estate agentの資格が、いわゆる「ライセンス」ですね。

Real estate agentの資格取得の際には、何が必須の要件(prerequisite)なのかを気に留める必要があり、まずはAcademic qualification requirementsというリストをチェックします。

オーストラリアでReal estate agentの資格を取得するためには、Registered Training Organizationという組織によって正式な認可を受けた教育機関(大学や専門学校)で、不動産に関するある特別なトレーニングコースや教育を受けていることが大前提となっています。

私の家族も不動産管理について学習したことがありますが、仕事に関わる膨大な量の法律に触れる内容となっていて、とても内容が濃いのです。

大まかにいうと、bachelor(学士)>diploma(免状)>certificate(証明書)という順に、これらの教育資格を取得する費用に大きな違いがあります。

 

不動産オークションの様子から関連英単語を学ぶ

Victoria州で不動産取引を監督する公的機関はConsumer Affairs Victoriaです。

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Consumer affairsは日本でいうところの消費者庁ですね。

不動産を購入する側も販売する側も、法的な要件をConsumer Affairs Victoriaホームページで確認できるようになっています。

不動産を購入する際はオーストラリアではオークションが一般的です。

Victoria州ではオークションが盛んで、特にメルボルン都市部では飛ぶように売却が進んでいました。

オークションですが、簡単にいえば、購入する側はunconditional(無条件で)入札した金額で不動産を買い取ることになります。

後から条件を再交渉する権利は購入する側にはありません。

クーリング・オフの期間もありません。

あなたが提示した金額がhighest bid(一番高い入札金額)だった場合、引き返す手立てはありません。

と書くと、なんだか恐ろしいもののような気がしますが、買う気がなくても下調べとしてオークションの入札現場にまず参加してみると資料も得られますし、他の購入者の空気を読むこともできるのでおすすめです。(Victoria州ではオークションに参加するための事前登録は必要ありません)。

気になる物件があれば、事前のOpen House Inspection(売り出す予定の家を見学用に開放するイベント。実際に物件を見たり、エージェントにいろいろ質問できる)に行き、どんな物件なのか、自分ならいくらの金額で勝負するか検討してから、オークションに参加すると面白いですよ。

実際にオークション現場に名前や連絡先を書いてまで参加することに躊躇があれば、近くで待機しているだけでもauctioneer(競売人)の大きな声が聞こえてきます。

オーストラリアでは、中古の不動産も値段が落ちるどころか、年々暴騰していましたので、熱気に包まれた数々のオークションの話を同僚や、不動産会社から聞きました。

さて、オークションでは基本的に「クーリング・オフはない」、「highest bidderは引き返す手立てがない」と書きましたが、これでは購入する側は不利なのでは?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

実は不動産取引を監督するConsumer Affairs Victoriaが、オークションに出品される物件が一定のクオリティーを満たすように不動産を売り出す側にいろいろな注文を付けており、購入者側はとてもひどい物件を高値で掴まされるということはあまりありません。

具体的には、不動産を売り出す側はConsumer Affairs Victoriaから提示されたDue diligence checklistに記載された項目をすべて満たす必要があります。

Due diligence とは直訳すると「正当な注意義務及び努力」のことです。

不動産取引の場合だと、不動産状況調査、不動産の権利関係を把握する法的調査、マーケティング上の価値の調査のことです。

購入者の利益を守るために、これらの調査は売り手側がオークション前に完了させなければなりません。

我が家もreal estate agentを使って所有する物件を売却した経験がありますが、オークションにかける前に仲介するエージェントから所有物件に関して事細かに指示が出ていまして、責任を持って売り抜くために売り出し側が陰で努力をする必要があるのです。

今回は以上です。お役に立ちますように!

 

 

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アイリッシュグリーン(Irish_Green)

神戸の大学を卒業後、小売、秘書、広報、航空業界に携わる。シンガポール、およびオーストラリア在住歴合わせて10数年。結婚を機にオーストラリアへ移住、現在はオーストラリアと日本を往復する生活を送る。日本ではスローライフ用の自宅をリノベーションしつつ、ビジネス英語に関する情報を執筆中。

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