ビジネス英語

海外結婚式はスタイルもいろいろ!ギリシャ式ウェディングを例に結婚式にまつわる英語を学ぼう

今回は、結婚式にまつわる英単語・英語表現についてです。

結婚はどこの国でも人生の一大イベントですが、外国だと日本とはスタイルも随分違って、戸惑うことも多いんですよね。

しかもオーストラリアのような移民国家だと、結婚するカップルが出身国の伝統的なスタイルで結婚式を挙げるってことが多くて、もう何が何だか...。

でもよく考えたら日本だって地域によって結婚のしきたりって色々あって結構違いますよね?

Irish_Green
今回は以前私がお招きをいただいたGreek (ギリシャ人)カップルの結婚式披露宴から、結婚式関連の英語を学んでいきましょう!
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ギリシャ正教会の結婚式にお呼ばれ!

以前私がGreek Orthodox Church(ギリシャ正教会)の結婚式にお呼ばれした体験談です。

「orthodox (オーソドックス)」と小文字で書くと「伝統的な、正統の」という形容詞になりますが、大文字で始めて「Orthodox Church」とすると、「正教会」という意味になります。

Greek Orthodox Church(ギリシャ正教会)のほかに、Russian Orthodox Church(ロシア正教会)、Romanian Orthodox Church(ルーマニア正教会)などが有名ですね。

さて、招待状は正式な書面で頂いたんですけど、実を言うと私は結婚するカップルと縁もゆかりもなく、主人の仕事関係の知り合いというだけでした。

ですから、本音を言うと招待状をもらった時には心底驚きましたが断る(decline)理由もないですし、慶事ですから謹んでお受けして(accept)主人と2人で参加しました。

招待状の返信には決まりきった表現を使います。

招待状の返信に使える表現

“It will be our very great pleasure to join you on this first day of your marriage.”

“(パートナーの名前)and I are delighted to hear the news of XXX's(結婚する人の名前) wedding, and will be happy to be there to share XXX’s(結婚する人の名前) special day.”

こんな感じのメッセージを添えて招待状に返信をしました。

ギリシャ正教会の結婚式はとにかく長い!

Irish_Green
さて、女性が結婚式に呼ばれて悩むことと言えば服装です!

全然知らない人から突然結婚式に呼ばれたことと、主人のビジネス関係の知り合いだったということもあり、セリーヌのシルクブラウスに黒いタイトスカートという装いで参加をすることにしました。

私の年齢は適齢期よりはすでにずっと上でしたし、新婦は新郎より30歳ほど年下(!)で、なんと新郎の息子より年下(!)でしたので、若い新婦を引き立てるために、ヒラヒラのパーティドレスという気分にもなれず、ビジネス的に失礼のない華やぎを少し添えた洋服を選んだのです。

さてGreek Orthodox Churchでの結婚式です。

私の印象では、仏教でいうところの浄土真宗的な装飾の多い教会でした。

そしてその結婚の儀式が、とにかく長い!!

日本で神道や真言宗の儀式に参加経験豊富な私もちょっと長い!と感じましたね。

実はGreek Orthodox Churchの結婚式はとても長いことで有名で、Why do Orthodox weddings run so long ?というQ&Aも見かけるくらいです。

ギリシャ正教会の結婚式がどんな感じなのか、日本でもヒットしたコメディ映画「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」をご覧いただければよくわかると思います。

この映画の原題は「My Big Fat Greek Wedding」

つまり、ギリシャ式の結婚式にまつわるドタバタを描いた作品なのです!

「Big fat」とは、とんでもなく程度が大きいという意味です。

Greek系のコミュニティーの結束は固く、自分たちのコミュニティで家だって建てるし、修理もするし、ホームパーティも頻繁に開かれている、というのが主人から聞いていたギリシア人コミュニティ評でした。

私が住んでいる街では、China Town(中国人街)同様にGreek Precinct(ギリシャ人街)もあります。

ギリシア人は大量に移住を繰り返した歴史がありますからね。

新郎は移住した当時はまだ幼く、英語が話せないことでものすごくイジメにあったと言っていましたね。今でも忘れないわけです。

結婚式に参加してるギリシャ人女性たちの格好が凄すぎた!

新郎の仕事はGreek系のコミュニティーで培った人脈で成り立っていたし、結婚式に出席していたゲストたちもほとんどが新郎側のビジネスパートナーたちでした。

彼らはまさにMr and Mrs お金持ちGreek!!といった感じです。

女性陣はその名に恥じない装いで、Greek Orthodox Churchでの結婚式ではブラックの(絶対Versaceに違いない!)ロングドレスで登場しました。

結婚式後に行われたカジノ付き有名ホテルの披露宴会場では、パールやオパールを彷彿させる煌めきのある素材で、しかもマーメイドシェイプのロングドレスで登場。

背がすらりと高いので似合うことこの上なく、またドレスクリップがギラついていて、彼女たちのキャラにぴったりの貫禄の装いでした。

挨拶されて、間近に見ましたけど、す、すごい。まさにGreek Goddessだ、と私はのけぞってしまいました。

なんと彼女たち、新婦のウェディングドレス選びの際には一緒についていったのだそうです。

Irish_Green
えー?干渉しすぎでは?私なら絶対に嫌だけど...。

と思いましたが、ビジネスパートナーの結婚相手である若い新婦(新郎よりも30歳も若いんですよ!)は自分の娘みたいな気持ちなの?かなと不思議に思いました。

ところがそのウェディングドレス選びの現場で、ファッショニスタのお金持ち女性陣はあれこれとドレス選びに口出しをしたとかで新婦との関係が悪化。

新郎からは、当日は絶対に新婦に近づかないでくれ!とお願いされているとかいう結婚式披露宴だったようで、私は何だそれは?と衝撃を受けてしまいました。

ところで少し冷静になってよく考えたら、新郎のビジネスパートナーであるお金持ち婦人たちが結婚式と披露宴で着替えていることに対して素朴な疑問が湧いてきました。

ふと新婦側のお友達グループを見ると、あれ、みんなGreek Orthodox Churchで会った時はおとなしい装いだったのに、披露宴会場ではヒラヒラドレスに衣装替え済み?

一方新婦を見ると、Greek Orthodox Churchの時と同じウェディングドレスなんですよね。

そのうち衝撃が強すぎたのか(まだ海外での生活に慣れていなかったのです)、私は少し気分が悪くなり、会場の外で休んでいると、新婦のお友達が寄ってきて、“大丈夫?あれ、着替えなかったの?”と聞くのです。

日本と反対すぎない?

ちなみにご祝儀を包む習慣がないので、私達はすっかりご馳走になりに伺ったようなものです。

もちろん、プレゼントは用意した記憶がありますが、お願いされて出席したりで細かい点は忘れてしまいましたけれど。

私達が突然にご招待を受けた理由の1つとして、新郎の選んだBest manが主人の古くからの仲間だった、ということもあります。

Best manとは、ギリシャ正教会のウェディングだけでなく、海外の挙式ではよく登場します。

結婚式披露宴が問題なく進行するように新郎を細やかにサポートする役割なんですが、スピーチも披露宴会場で行います。結婚式では結婚指輪交換の手助けをしていましたね。

新郎の親友、兄弟が務めることが多いようです。

新郎が歳をとっていたこともあり、新郎側のゲストが強烈すぎてちっとも肝心の新婦のドレス姿が思い出せないのが残念です。

今回は以上です。いかがでしたか?お役に立ちますように!

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アイリッシュグリーン(Irish_Green)

神戸の大学を卒業後、小売、秘書、広報、航空業界に携わる。シンガポール、およびオーストラリア在住歴合わせて10数年。結婚を機にオーストラリアへ移住、現在はオーストラリアと日本を往復する生活を送る。日本ではスローライフ用の自宅をリノベーションしつつ、ビジネス英語に関する情報を執筆中。

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