社会人の勉強

毎日コツコツと!学習の習慣化を成功させるマル秘テクニックとは?


ここ2、3年、「習慣化」という言葉を聞くことが多くなりました。

・資格や英語学習などの勉強の「習慣」
・運動や筋トレなど体を動かす「習慣」
・早寝、早起きの「習慣」

といったように、自分の人生を豊かにするために何かしらの「習慣」を身に着けたい人は多いはずです。

かくいう私は、この「習慣化」とは全く無縁の人間で、熱しやすく冷めやすい人間の典型例だと思っていました。

好奇心は旺盛のため、流行りのダイエット法や資格の勉強など、「やってみよう!」と心は動くもののたいてい3日坊主に終わってしまうといのが今までのオチでした。

そんな私でも、ある方法で英語学習の習慣化に成功し、半年以上ほぼ毎日(体調不良やどうしてもできない日を除き)、学習を継続できています。

私がこの習慣化に成功した体験をもとに、習慣が身につかない原因と、その対策について紹介したいと思います。
 

なぜ学習を習慣化するのが難しいのか?


そもそも、何かを習慣化する際の動機とは何でしょうか?

私の個人的な意見ですが、ポジティブな動機とネガティブな動機があると思います。

ポジティブな動機による習慣とは、「好きだから続けられる」だとか、「好きすぎてやめられない!」といった、意識しなくとも勝手に体が動いてしまうという動機です。

逆にネガティブな習慣というのは、「やらないと気持ち悪い」、「これをしないと悪いことが起こる」といった、やらなかった場合に自分の身に悪いことが降りかかることが動機となっています。

恐らくこの記事を読まれている方々が習慣にしたいことは、後者の動機で生まれるものが多いのではないでしょうか?

例えば、

・勉強しないと試験に落ちる
・TOEICの点数を伸ばさないと昇進できない
・早く寝て十分睡眠を取らないとパフォーマンスが落ちる

といったものが挙げられると思います。

このようなネガティブな動機によって始めることは、なかなか習慣化しません。

それは、多くの人が「未来に降りかかる悪事」よりも「今の幸せ」を優先してしまうからです。

実を言うと人間は未来を理想的に想像する楽観的な生き物なので、今の幸せを優先してしまうのは人間として当然のことなのです。

そのため、勉強が好きすぎて止められない人が別にして、英語学習のようなあまり積極的にはやりたくないことを習慣化するには「気持ち、気合い」ではなく「テクニック」が必要なのです。

英語学習を習慣化させる具体的なテクニック


では、英語学習のような多くの人があまり積極的にはやりたくないことを習慣化させる場合、具体的にどんなテクニックが必要なのかご紹介したいと思います。

ここで重要なメソッドが「PDCAサイクル」です。

皆さんも聞いたことがあると思いますが、目標達成における重要なメソッドのことで、「P(PLAN)→D(DO)→C(CHECK)→A(ACTION)」のサイクルを回す手法のことです。

このPDCAサイクルに沿って、習慣化を達成するためにポイントとなるテクニックをご紹介します。

①PLAN(計画)

→実行する場所と時間を決める

実行する場所と時間をセットにすることで習慣化しやすくなります。

例えば、「通勤電車の中で単語を20個覚える」といった「どこで、何を、どのくらい」行うのかを計画しておくと、何も考えずにその行動を実行できるようになります。

→やりたくない理由を並べても必ず実行できることにする
習慣化を始めると最初は本当に辛いです。

筆者も初めの2週間ほどはやりたくない理由ばかり並べて実行できないことが多かったです。

それを避けるためには、どんなに疲れていても実行できるレベルにまでハードルを下げてあげることが有効です。

「最低5分は文法のテキストを広げる」といった具合に、どんなに疲れていてもできそうだと思うまでハードルを下げてあげることが重要です。

→すでに習慣になっている行動とセットで行う
食事をする、歯を磨く、お風呂に入る、といったすでに習慣化されていることとセットにして計画すると習慣化しやすいです。
 
②DO(実行)

→実行したことを可視化する
可視化するとどんな良いことがあるかというと、「成功体験」を得ることができるのです。

「今週は一日2時間勉強ができた」、「単語を100個覚えた!」といったように、自分の実行したことが見えると自信が続くのです。

そして、この「自信」が継続のモチベーションとなるのです。

また、自信がつくとそれを手放したくなくなるため、「以前はできていたのに」といったように、過去の成功体験があるからこそまた頑張れるという気持ちになれます。
 
③CHECK(チェック)

→できなかった理由に「なぜ」を5回繰り返して分析する
最初からすべてがうまくいくわけはありませんので、このチェックの作業は一番重要視してほしいです。

できなかった理由をネガティブにとらえず、次に成功するための良い材料だと思ってください。

チェック作業の際には、できなかった理由に「なぜ」を5回問いかけてください。
 
④ACTION(改善)
→理想を高く持たない

習慣化がなかなかできない人のなかには、完璧主義な性格の人が多いと言います。

私も実はこのタイプで、「計画通りできなかったこと」に対して嫌気が差してしまい結局やめてしまう、ということが多かったです。

そのため、ぜひ意識してほしいのが「理想を高く持たない」ということです。

「今日はできなくても明日2日分やろう」、「今日は疲れているから半分の時間で良いよ」という風に、「明日もまた続けられるように自分をコントロールすること」に意識を向けてみてください。

習慣化するためには、「やめない」を続ければいいのです。
 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

習慣化はとても難しく聞こえますが、テクニックを使えば必ずできるようになります。

また、最初はみんな辛いですが続ければ必ず楽になる日が来ます。

私が新しい習慣を始める際は、「辛いけどいつか必ず楽になる」ことを知っているので、辛くても実行するモチベーションが維持できているのだと思います。

この記事を読まれた方もぜひ、「気持ち、気合い」にばかり頼らず「テクニック」を駆使して、習慣化を成功させてみてください。

 

 

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TOEICは独学で800点を超えたけど、英会話が全くできなかった30代中堅サラリーマン。英語コーチングスクールに通って猛勉強したのを機に、さらに英語力に磨きをかけてキャリアアップのための転職を目論む。

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