マインドセットとはビジネス業界でよく使われる言葉で、簡単に言えば物事に対する考え方・気の持ちようのことです。
英語学習において、マインドセットは非常に重要です。
ただやみくもに英語を勉強するのと、意味や目的を意識して勉強するのでは雲泥の差があります。
なぜなら同じ時間、同じ内容を勉強しても、結果に大きな違いが出るからです。
日本の学校で中高と英語を習ってきたにもかかわらず、英語はまったく話せない・・・。
これは勉強の内容や学ぶ姿勢が悪いのではなく、マインドセットが違うから。
日本の英語教育は言うなれば受験英語。テストでいい点を取るための勉強です。
なので、実際に使える英語とは別物です。
あなたは今なんのために英語を勉強したいですか?
英語を生かしてどのようなことをしようと思っていますか?
この記事では、使える英語を身につけるためのマインドセットをお伝えします!
英語を身に付けるために大切なマインドセットって?
英語学習、特に使える英語を身につけるために必要なマインドセットは、下記の4つ。
目的・目標を決める
まずはなんのために英語を勉強するのか、目的について考えましょう。
「海外旅行で英語を話したいから」「TOEICで高得点を取りたいから」「ネイティブの友達が欲しいから」
どうして英語を勉強したいのか、その理由が目的につながります。
目的がわかったら次は目標を決めます。期限と言ってもいいかもしれません。
「年末の海外旅行まで」「再来月のテストで」「来年の留学に備えて」
明確な期限を定めることでモチベーションを維持し、期限が近づいたら追い込みをかけられるようにしましょう。
使える英語を意識する
次に、英語学習のときは「実際に自分が英語を使っているイメージ」を持ちましょう。
ただテキストを読んだり問題を解いたりしているだけでは、英語は身につきません。
それでは学校で習って来た英語と変わらないからです。
例文があれば読み上げることで口でも覚え、リスニングは相手が目の前で喋っているようイメージしましょう。
普段から本番のようにイメージトレーニングを行うことで、実際に英語話者と話すときでもリラックスして臨めます。
また、脳だけでなく耳や口と合わせて学ぶので、効率的に覚えることができます。
このトレーニングにはシャドーイングと呼ばれる方法がおすすめ。
シャドーイングは聞こえてくる英語音源の真似をしながら追いかけるように発音していく練習方法です。
プロの通訳も採用しているほど効果の高いトレーニング方法です。
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英語脳に切り替える
英語ができない人がやりがちなのが、日本語をそのままそっくり英語に置き換えようとすること。
例えば自分の会社の近くを通りかかったときに「このビル、私が働いてる会社が入ってるんだ」と言いたいとします。
それを無理やり英語にすると、"This building...the company I work..."と上手く訳すのは大変ですが、
単純に"I work here."で十分通じます。
英語と日本語は単語も文法もまったく違う言語です。
単語ごとに無理やり訳すのではなく、全体の文章をどう伝えればいいか?を考えるようにしましょう。
できないことを気にしない
英語ができないうちは、上手く喋れているか不安で喋っていても声が小さくなりがちです。
単語は合っているのか、文法は間違っていないか、発音は、と気にしてしまい、せっかく合っているのに相手に伝わらず悔しい思いをすることもあるでしょう。
気にしないことです。最初はみんなできません。
間違っていても相手は気にしません。
バカにするような態度をとる人も中にはいるかもしれませんが、そんな人を気にする必要はありません。
辛抱強く英語学習を続けていれば、「合ってるか?」なんてどうでも良くなりますよ!
まとめ
英語を身につけるためのマインドセット、いかがでしたか?
「使える英語を身につける」と意識するだけで、同じ英語学習でも中身に大きく差がつきます。
英語を話す自分をイメージしてコツコツ続ければ、気づいたときには目標を達成できていますよ!