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採用担当者へ直接メールで売り込む!魅力的なメール例文と注意したいポイントを解説

04/21/2019

ダイレクトリクルーティングという言葉を知っていますか??

企業の採用担当者が人材仲介業者を通さずに直接候補者をリクルーティングすることで、欧米では昔から割と一般的でした。

Yuji
プロフェッショナル向けSNS、LinkedInの登場で海外企業ではますますダイレクトリクルーティングによる採用活動が活発化しています。

日本でもスタートアップ企業や外資系企業を中心にダイレクトリクルーティングで採用活動を行う企業が増えてきました。

最近では企業側からのスカウト・ヘッドハンティングを仲介するビズリーチのようなサービスも出てきました。これもダイレクトリクルーティングの一環ですね。

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ダイレクトリクルーティングには、「求職者のほうから直接企業の担当採用者に連絡を取って売り込みをかける」という手法もあります。

特に転職の場合はこれまでのキャリアから自分の強みが何なのか、はっきりしているので売り込みのための連絡を取りやすいと思います。

そこで今回の記事では、企業の採用担当者と連絡を取る際に気を付けたい注意ポイントを解説したいと思います。

人員募集してないのに連絡を取っていいの?

気になる企業の採用ページを隅から隅まで見渡しても、現在人を募集しているという情報がない!

または人員募集の情報は載っているけど、自分が興味があるポジションは募集がない!

こんな理由で直接連絡するのを躊躇している人はいませんか?

企業HPには、全ての空きポジションが掲載されている訳ではありません。

実は採用ページに求人情報を載せている企業でも、多くのポジションは何かしらの理由で掲載されていないことが多く、空きがあっても非公開にしている場合があります。

私の会社でも、退職する人がいるためポジションが空いている(もしくはもうすぐ空く)のですが、公にはその退職者の情報が社内でもアナウンスされていないため、求人情報をオープンに出来ないケースが多々発生しています。

実際に私たちのような採用担当者は退職者が会社を去る前に水面下で採用を始めるため、外からみると全く空きポジションの情報は分かりません。

この段階で採用担当者へ直接連絡が取れれば、最新の空きポジションの情報を得ることが可能となります。

転職活動をサポートしてくれる転職エージェントは、こういった非公開情報をたくさん持っているので転職エージェントを使って探りを入れるのも手ですが、「この企業に入りたい!」という明確な目標があれば直接連絡を取るほうが早いかもしれません。

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採用担当者へ送るメールの書き方

企業の採用担当者にコンタクトを取る方法は、メールが圧倒的に多いです。

企業ホームページに採用担当者の連絡先が記載されていたり、SNSを通じてメールを送れることもあります。

私が勤める会社では私個人のメールアドレスは公開されていませんが、ウェブサイトに問い合わせフォームが設置されており、採用に関する問い合わせの場合は私のところにメールが転送されてくるシステムとなっています。

Yuji
ここでは、メールを受け取る側の立場から、企業の採用担当者にメールを送る際にはどのような文面にしたらよいか、具体例を挙げながら解説します。

まずメールの文面を書く前に、一度採用担当者の立場に立って考えてみましょう。

皆さんも同じだと思いますが、社会人は日々数多くのメールを受け取ります。

採用担当の場合、受け取るメールは社外からのものが多いですね。

候補者からのメールや、人材紹介会社からの営業メール、社内での新たなポジションに関するメールなど、メール処理だけで何時間もかかる場合があります。

そんな膨大なメールの中からあなたのメールに興味を持ってもらうために一番大事なことは、目的が明確で簡潔なメールを書くことです。

自分のことをよく知ってもらおうと、あれもこれも長々と書くと、採用担当者が目を通すことなくゴミ箱に移動される可能性もあります。

簡潔でかつ魅力的なメールであるか、送信前に何度も確認しましょう。

メールにはなぜその企業やポジションに興味があるのか、なぜあなたのスキルや経験が適していると思うのか、などを織り交ぜて作成をします。

Yuji
例文メールを書いてみましょう!

ポイント

「先日、御社に関する記事を拝見し、ビジネスの拡大に関して計画されていると耳にしました。私自身、〇〇会社で5年間ブランドマネージャーを経験しています。新たなチャレンジとして御社に非常に興味があるため、5分から10分程度構いませんので、一度お電話でお話し出来ますでしょうか。」

このメールでは簡潔にあなたがその企業・ポジションに興味を持った理由、そしてあなたの経歴、次のアクションが網羅されています。

これに職務経歴書を別途添付すればOKです。

既にその企業で働いている社員から紹介を受けた場合は、返事をもらえる可能性がぐっと高まります。

そんな時は、このような例文が使えます。

ポイント

「先日御社の社員の〇〇さんとお話しする機会があり、新たに〇〇のポジションの採用予定があると聞きました。私は〇年に〇〇大学を卒業予定です。是非ポジションの詳細をお伺いしたくご連絡しております。もしお時間がございましたら水曜日の1時からテレビ電話でお話しをお伺い出来ますでしょうか。」

まとめ

転職活動をしている人は、エージェント任せにしたり、ただ求人情報が公開されるのを待つのではなく、この様に積極的にアクションをとり採用担当者とのコネクションを構築することも成功へのカギとなります。

特に外資系企業やスタートアップ企業はダイレクトリクルーティングを採用している場合が多いので、転職希望者からのメールは歓迎されると思います。

採用担当者と直接繋がることで、現状空きポジションがない場合でも将来的にポジションが空いた場合に優先的に連絡が来ることがありますので、尻込みせずにぜひメールを送ってみてください。

 

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Yuji

日英バイリンガル。自身も転職を数度経験し、現在は外資系ファッションブランドで人事を担当。転職する側、採用する側、両方の視点から就職・転職に関するコラムやキャリアアップに関する記事を執筆中。

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