
焦った経験がある人も多いのでは??
特に社会人ともなると毎日やることもたくさんあるので、まだまだ時間があると思っていたら、いつの間にかTOEIC本番まであと1か月しかない、という状況になるのも理解できます。
そこで今回の記事では、私の経験を踏まえながら1か月という短期間の準備で効率的に高得点が狙えるTOEIC勉強法をご紹介します。
目次
TOEIC本番まで1か月しかなかったら教材は【TOEIC公式問題集】だけ!
本屋さんに行くと嫌になるくらいいろんなTOEIC問題集が並んでいますが、本番まで1か月しかない中で「TOEIC勉強本」に手を出してもやりきれないのがオチです。
もう何回もTOEICを受けていて、自分が弱いところが分かり切っている人は「文法」なり「リスニング」なり、セクションに特化した勉強法をすればいいですが、あまりTOEICの受験経験がない、ましてや初受験の人なんか1か月前ともなるとセクションごとに対策している時間はありません。
そこでおすすめなのがTOEICを主宰する国際ビジネスコミュニケーション協会が刊行する【TOEIC公式問題集】を使った勉強法です。
というか、本番1か月前ならこれ1冊をやり込めば対策としては十分です。
TOEIC公式問題集は本番そっくりのTOEICの模擬テストが2回分掲載されている問題集です。
定期的に新版が発売されるので、最新のものを買いましょう。

TOEIC公式問題集を使った本番までの1か月勉強法
TOEIC1か月前になったらあれやこれやと手を出さず、潔く公式問題集1冊に絞る!
さっそく問題集を手に入れたら、これを使ってどうやって勉強するのかを見ていきます。
この勉強法では、1か月=4週間を2週間x2セットに分けます。
先ほども書きましたが、この問題集は本番そっくりのTOEIC模擬テストが2回分収録されていますので、2週間かけて1回分を勉強していきましょう。
テスト1回分を本番と同じ形式で解く
まずは週末など長く時間が取れるときに1回分のTOEIC模擬テストを一気に解きます。
この時に重要なのが、本番と同じようにきっちりと制限時間を設けること。
TOEICテストは最初にリスニングパート、続いてリーディングパートを解きます。
リスニングは約45分間、リーディングは75分間です。

TOEICテストを受けたことがある人ならわかると思いますが、TOEICは時間配分(特にリーディングパート)がめちゃめちゃ重要です。
私は初めてTOEICを受験した時に、あまりの時間の足りなさに愕然としました。
リスニングは勝手に問題が進んでいきますが、リーディングは自分のペースで解くことが出来ます。

と思いきや、全く時間が足りませんでした。。。
この時間配分を何とかするだけで、スコアがぐ~~んとアップします!
公式問題集を本番と同じ条件で解くことで、TOEIC本番での時間配分についての戦略を立てることが出来ます。
ですから特にTOEICを初めて受験するという人は、試験を解くペース配分を意識しながら問題集を解くことが大切です。

さて、模擬テストを解いたら採点をしましょう。
この問題集には本番で何点取れるか換算できるシートがついていますので、何点くらいかをチェックします。
模擬テストを解いて自己採点したら、その日はお休みでいいと思います。
なんせ45分+75分の模試ですから、これを解き終わったらめちゃくちゃ疲れます。このあと復習したって、疲れすぎていて頭に入りません。
張り切りすぎて詰め込み勉強法をするよりも、1か月という時間を有効利用していきましょう。
テストを解いた次の日から、少しずつ時間を使って見直しをします。見直しは間違えた問題や不安だった問題だけで構わないです。
TOEIC公式問題集には解答と解説がついていますので、どうして間違えたか?をしっかりチェックします。
リスニングパートの見直し方法

私の場合は公式問題集を使って問題を解いた後は、テキストを読みながら音源を聴いていきます。
そして、どうしてそういう答えになるのか?をよく考えます。
リスニングがあまり得意でない人でも、スクリプトを読みながら音声を聞き取れば理解できる場合が多いと思います。
私も最初はリスニングがあまり得意ではありませんでした。でもスクリプトを目で追いかけながら音声を聴くと「どうしてこんな問題を間違えたのだろう?」と思う問題が多いです。
TOEICのリスニング問題は別に意地悪なひっかけ問題を出すわけではないので、聞き取れたら(英文の内容が理解できれば)問題の答えも理解できます。
もし勉強時間に余裕があれば、音声を聞いた後に真似しながら発音していく「シャドーイング」をするのがおすすめ。
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自分で発声した英語は自分の耳にまた入るので、解いた問題が頭に残りやすくなります。
1か月前となると、悠長にシャドーイングなんかやっている余裕はないかもしれませんが、リスニング力を鍛えるトレーニングとしてシャドーイングはマジでおすすめなので、チャレンジしてみてください。
リーディングパートの見直し方法

リーディングパートも同様にして間違えた部分、不安な部分を中心にもう一度確認していきます。
リーディングパートは問題量が多く、時間制限もあるために焦って間違ってしまった!ということがあるかと思います。
私の場合はこのパターンで間違えることが非常に多いです。
ゆっくり見直しをすると、

と思うことがしばしば。
見直しをする際は時間を気にせずにゆっくり読んで解答に辿り着けるようにしましょう。
TOEIC公式問題集を使って2セット繰り返す

問題見直しの時点で分からない単語や文法があったらメモ帳にメモをしておきます。
これが自分だけの単語帳・文法帳になるのです。
仕事が忙しくてなかなかまとまった勉強時間が取れなくても、通勤時間などのスキマ時間にこの「自分だけの単語帳」を見返すだけでもTOEIC対策ができます。
本番会場にも持ち込んで、最後の見直しをするのにも便利ですよ!
効率的なTOEIC・1か月前の勉強法のまとめ
効率的なTOEIC・1か月前の勉強法、いかがでしたか?
これなら忙しい社会人でも、1か月でかなりのTOEIC対策ができます。
1か月という短い時間であれやこれやと手を出すよりも、本番に一番近い形で模擬試験を受けてそれを見直したほうが高得点へとつながると思います。
TOEIC1ヶ月対策なら、王道中の王道のTOEIC公式問題集を使うのがおすすめです!